【一日一言】2014.03.14~2014.04.26 過去ログ

こんにちは!

天心です。

昨年の12月21日より、アメーバなうの機能を利用して、短めのコメントを発信させて頂いております。


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今回は2014年3月14日から2014年4月26日までの【一日一言】をまとめた過去ログをご紹介させて頂きます。

通常のブログ記事と違い、短いものではありますが、ポイントを絞った一つのものの見方、考え方などを提示させて頂いております。

読者の方の何かの参考になれば幸いです。


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【一日一言】いつでもどこでも学ぶことはできます。その気持ちで臨むけとができればです。その気持ちがなければ例えアカデミックな場に身をおいたとしても学ぶことなどできません。学ぶとは、環境ではなくその心で行うものだからです。

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【一日一言】心の中に沈殿した錆は、霊界と呼ばれるフィールドを漂う。私達が変われない理由は目に見えざるところにその原因があるのかも知れません。目に見える部分だけを見て判断すると問題点の本質が見えなくなることもある。

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【一日一言】それは自己責任といって背を向ける社会と手を差し伸べ合える社会。どちらが良い?私は後者だと思いますが、現状の社会は前者の方向に向かっているように思えます。人と人の関係性を取り戻せなければ、社会は益々、解体に向かうだろう。これは他人事ではなく、私達の身近な問題なのです。

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【一日一言】親が子に向ける愛情をほんの少しだけ他人に向けてみてください。そこから愛は広がっていきます。自分が大切に思うことと同じように他人の大切に思うことを尊重してみてください。そうすれば、きっと私達はわかりあうことができるようになるでしょう。

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【一日一言】とりあえず、その言い訳をし続けるクセをやめようか。少なくとも自分に言い訳をしなくていい。ありたいように振る舞えば言い訳はいらなくなる。言い訳は他人に対してだけしておけばいい。自分に言い訳を続ける人は主体的には生きることはできない。決してできない。

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【一日一言】さあ、新しい朝を迎えました。過去のことは洗い流して生まれ変わりましょう。日に新たに生きましょう。人は何度でも出直し、生まれ変わることができます。新しい朝を迎えるとは、そういう意味があるのです。

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【一日一言】守護霊には祖父母のごとく甘えてみよう。いつもしかめつらしく仰々しいと大切な心と心の交流ができなくなります。理屈ではなく心情を素直に表すことも守護霊を動かす秘訣なのです。

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【一日一言】大変な目にあえば人の世の苦労がわかる。困難は智慧を磨き人の情けの有難さを知る。難儀は怖れればその力を増し、活用すれば己を強くする。

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【一日一言】損得で動くから心根がさもしくなる。損得を超えたら清々しい気持ちで生きることができる。譲り合い、困ったときはお互い様。昔は当たり前にあった習慣も今は個人の利得感情に埋れてしまっている。生き辛い世の中と言われていますが、生き辛くしている一端は、捨てられぬ損得感情にあります

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【一日一言】今日も生きよう!一生懸命生きよう!力の限り生きよう!その先に何があるかなど関係ない。ただ、真っ直ぐに生きてゆけば良いのです。難しく考えなくてよいから、ただ、真っ直ぐに生きてゆこう!

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【一日一言】良くないことを消そうとせず、良いことを積み上げていく。すると大抵の良くないことは気にならなくなります。良くないことと格闘すればするほど余計に良からぬことに意識が向き結局は良からぬことを増やすのです。

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【一日一言】「諦めないことが大事」と良く言いますが、その前に大切なポイントが抜けてることが多く見られます。それは、「諦めたくない」という意志があるかどうかということです。この意志がボヤけたまま、ただ継続するだけの行為は、自虐でしかありません。自らの本音と向き合うことも重要です。

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【一日一言】いつも私達はどのような自分であるのかを選択しながら生きています。ハッピーな自分を選択すれば一日はハッピーに過ごせます。でも、選択を誤り、不機嫌な自分を選択すると一日中、不機嫌な自分を演じることになります。何気無い選択が人生を左右していることに繋がっているのです。

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【一日一言】自分の理解の及ばないことに遭遇した時、異端であると退けるか、まだ知らぬ未知なるものとして理解に務めるのか。この態度の違いによって道は大きく異なってくることでしょう。

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【一日一言】どんな生き方をしても構わないけれど、魂の輝かない人生はきっと楽しくない。享楽に耽っても魂は輝かない。では、どうしたら魂は輝くのでしょう。そこをまず、学ぶことが大事なのです。

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【一日一言】守護霊からのサインはいつも身の廻りに満ちています。ただ、それに気づかないだけ。素直な気持ちで周りをよく見てみよう。きっと守護霊からのサインが見つかります。

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【一日一言】すぐに解決しようと思わなくても良いのです。何でも早ければ良いわけではありません。一呼吸置く。この工夫が大きく結果を左右することがあるのです。

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【一日一言】守護霊団は大きくなる。それは志の大きさ内的霊覚、霊格なよります。守護霊団を大きくすることが自らの道を切り分け進む霊的原動力になります。

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【一日一言】いつもと同じ景色をいつもと違う目線、心境で見てみよう。きっと新しい発見があるはず。つまりは私達の心根次第で私達に与えられた環境というものは、どのようにでも姿を変えるということです。

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【一日一言】人から人へ。想いは伝わり大きな力となります。だから想いを侮ってはいけません。想いは全てを変えてゆく原点であり、原動力なのです。さて、あなたは何を想い何を願うの?

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【一日一言】心は霊界の入り口。霊界を知る糸口は、人の心の有り様を理解することにあります。何も特別なことではないのです。特別という意識を変えていくと霊界はとてもみじかなものとなります。

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【一日一言】私にとっての幸せは、あなたにとっての幸せであるとは限らない。それでいい。でも、私にとっての幸せがあなたにとっての不幸にはならないことを祈ります。お互いの幸せは一致しなくてもよい。ただ、お互いの幸せを尊重できる人でありたいものです。それが調和するということです。

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【一日一言】小さなコツをつかむためには、多くの試行錯誤と創意工夫がいる。なにげなく簡単なものほど本当は味わい深く、大切なエッセンスが込められているのです。しかし、簡単なものほど侮られ軽く受け止められることが多いものです。多くの重要なことを見過ごしてしまうのは残念なことです。

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【一日一言】出し惜しみせず、あらん限りの智慧と行動を捻り出す。すると思いがけない自分の潜在力を発見する。言い訳して自分の限界を怖がらない。そうすればいつまでもどこまでも成長していけるだろうね。

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【一日一言】桜花 開いて散りて 春来たり 新たに向かう 今日の道行く。過去のしがらみを捨て新しい一歩を進もう!

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【一日一言】カッコつけなくてもいいから素直な自分でいたらいい。素直な自分が一体何なのかわからないだって?そういうことを考えないで、好きな絵でも描いたり、気分が向くままに散歩したり、前から気になっていた本を読んだりすればいい。そろそろ考えて答えを出すという偏りを手放す時が来ているよ

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【一日一言】この世は仮の宿り。だからこそ自分という役所をしっかりと演じきることに集中しよう。それ以外に人生の意味はない。

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【一日一言】一見して無意味で非効率に見えるものが実は大事なのです。人は摩擦とゴチャゴチャしたなんだかわからないようなプロセスを通り磨かれます。だから、いつも楽な道を選ぶことは必ずしも人を成長させない。成長のない人生には幸せも浅くはがないものしか与えられない。

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【一日一言】人は心に想うだけしか成長できない。自分はこんなもんと想った瞬間からそこが限界点となる。想いとは現実を作るエネルギーであり基本設計でもある。だからこそ、想いとうまく付き合っていく必要がある。

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【一日一言】大事なのは転ばないことではなく、良い転び方をすること。失敗を避け続けることは出来ないが、失敗を活かす道は必ずあるものです。転ばないように注意することも大事だが、消極的になり過ぎては意味がない。だから、常に転んだ時の受け身を修練しておくのが良い。

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【一日一言】感情に支配されず、感情を支配する。感情の奴隷とならず、感情の主人となる。感情は人を振り回す暴君ともなるが、よく働く部下ともなりえる。感情のたずなを制することが、心根を制することに繋がる。心根を制することが霊界を制することに繋がる。

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【一日一言】信じる者は救われるのではなく、信じることが救いなのです。愛することで幸せになるのではなく、愛することが幸せなのです。苦しいから辛いのではなく、苦しむことが辛いのです。多くの人は何かをして何かを得ようとしたり、何かがあるから何かが起こると考えるが、そうではないのです。

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【一日一言】罪を憎んで人を憎まず。人を叩いても問題の解決にはならない。罪という問題の発生原因を理解し改善のための考察をする。しかし、未だに人は己の鬱憤を晴らすために罪人を血祭りにあげようとする。人の進化とは裁きの心を捨てられて始めて成されるのかも知れません。

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【一日一言】「呪縛について」より抜粋「大切なポイントとしては、自分がこれは真実であると想っていることで、ネガティブな要素を含むものは、全て呪縛であると疑ってみることです。疑ってみてその本質を見極めて、宣り直しをしていくことで、呪縛は解かれてそこから自由になってきます。」

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【一日一言】「お客様にならない主人としての行き方」より抜粋「主体性というのは、自我を強調することではなく、自主性であり、自ずから積極的に考え行動を起こしてゆくこと。そして少なくとも自己の周囲に起こることに関しては、自己の責任という視点から内省する気持ちを持つことが主体性‥後略」

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【一日一言】人間が完全でない以上、完全なる天意は完全には理解できない。身も蓋もないが事実です。でも、人間が天意の次元に近づいてゆくことで、新たなる理解を深めることはできる。完全になれなくとも、そこに近づいていく無限の可能性を私達は持って生まれていることを忘れてはならない。

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【一日一言】一流の人はしっかりとした世界観を持ち、二流の人はそれに肉迫する腕を持つ。三流の人は常に部分的にいいとこどりをする。四流以下は、何が良いかすら見分ける目を持たない。このことがわかると自分が何を心がけるべきかが見えてくる。

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【一日一言】神廃れ(かみすたれ) 国廃れたる そのわけは 人の心の 廃れと知るべし。(即興神歌)

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【一日一言】わからないと決めつけた時、理解する可能性が閉ざされてしまいます。わかるかも知れないと考え続けることで、いつかは理解できる時がくるものです。学び続けるコツは、出来るかも知れないという可能性を如何に否定せず進むことができるのか。ここにかかっていると言えるかも知れません。

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以上が一日一言の過去ログです。


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天心 拝


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心に残った守護霊からのメッセージ32

心に残った守護霊からのメッセージをご紹介してみたいと思います。


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敵を作らぬこと

敵を作らぬためには

敵愾心を捨て去ること

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あの人は嫌い、この人は自分の敵である。

そんな風に考えてしまうと自分の周りには、いつの間にか敵だらけになってしまいます。

全てを敵視する心を捨てなければ、敵は増え続ける一方だと守護霊様がおっしゃられていたことがあります。

何もかもを警戒心から敵視せず、おおらかな心で受け入れることも時としては必要なこともあるということです。

敵愾心を捨て去るとき、見えてくるものもまたあるのかも知れません。


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神様のドングリ- 岩窟の王者 その3 -

はじめて読む方は神様のどんぐり- はじまり -からお読みください。

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神様のドングリ- 岩窟の王者 その2 -からの続き。

岩窟中に響き渡るメフィスの笑い声。

その予想外の反応にただ愕然として見守るタイラー。

一体、何がそんなにおかしいというのでしょうか。

メフィスの真意は果たしてどこにあるのでしょうか。


・・・ ◇◆ 岩窟の王者 その3 ◆◇ ・・・

メフィスはしばらく笑い続けていましたが、急にふと真面目で武骨な虎の顔に戻り言いました。

「狐よ。お前は何か勘違いをしているな」

タイラーはそう言われて言い返す言葉がありません。

「お前の言うとおり、こんなドングリに大した価値などない」

メフィスはそう言うと神様のドングリを一つ手に取り空中に投げるとそれを口の中で受け止め、鋭い牙でそれを砕くと吐き捨てました。


「・・・だったら、もう神様のドングリを集める必要はないだろ?」

タイラーは、額に冷や汗をかきながらも主張を試みました。

「フハハハ!狐よ。そうはいかぬ」

「・・・なんでだよ!?」

「狐よ。確かにお前の言った通り、俺には力がある」

メフィスは威厳にも似た厳かな声色で語り始めました。

「今までは、その力だけを頼りにこの世界で覇を唱えてきた」

タイラーは岩窟に灯された明かりに映し出されるメフィスの影がまるで、この世のものとは思えぬ何か恐ろしいもののように感じていました。

まるで、自分の知っているメフィスとは次元の異なる、恐ろしいものが唸り声をあげっているかのような感覚です。

「我輩に逆らえる動物は最早いないだろう。だが・・」

メフィスはカッと目を見開いて言いました。

「いくら腕力を持とうとただそれだけのこと。この世を我輩に完全に承服させることはできぬ」

「・・・それがなんだっていうんだ?神様のドングリと何の関係があるんだよ!」

タイラーは少しヒステリックな声色で叫ぶように言いました。

最早、いつものクールな立ち居振る舞いを保つことはできなくなっていました。

「わからぬか?狐よ。この世界の動物どもは、こぞって神様のドングリを欲しがっている。お前がでっち上げった腐ったドングリをだ」

メフィスの瞳にはさらに鋭さをましたギラギラした光が灯っています。

「この神様のドングリさえ我輩の手中に掌握してしまえば、吾輩は労を経ずして全ての動物どもを支配することができるのだ!」

そう言うとメフィスは再び高らかに笑いました。

「・・・そ、そんなこと許さないぞ!」

「ほう?許さないとな。では、どうするのだ?我輩を止められるのか?いや、その前にこの世界の動物どもが神様のドングリを欲しがるのをやめさせることなどできるのか?」

メフィスはそういうとまた、大笑いました。

「そもそも、腐ったドングリを神様のドングリと偽り、動物どもをたぶらかしたのはお前ではないか!」

メフィスはタイラーを指さしそう言い放ちました。

タイラーは決定的なことを言われて、衝撃のあまり絶句してしまいました。

いたずら半分についた嘘がこんな大事になるなんて思っても見なかったのです。

タイラーは後ずさりしながら、転がるように岩窟から逃げ出しました。

それはメフィスから逃げ出しているのか、自分の犯した罪から逃げているのか、タイラーにはわかりません。

逃げる背中からメフィスの声が届きます。

「狐よ。我輩は感謝しておるぞ!お前が創りだした神様のドングリは最高の贈り物であった!」

タイラーは、そんな声を虚ろな気持ちで聞き流しながら、暗い岩窟から這々の体で逃げ出したのでした。



・・・続く


神様のドングリ- マモリギ -へ続く

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天職の探し方(その2)

天職の探し方の続編になります。

前回のお話では、まず「仕事とは何か」という点についてお話させて頂きました。

天職を探すにあたり、まず、仕事とはいかなるものなのかを知っておかなければ、到底、それを見つけることができないからです。

詳しくは上記リンクより過去記事を読んで頂くとして、ここではかいつまんで復習してみたいと思います。

仕事の本質とは賃金を得ることでもなければ、自分のやりがいを追求するものでもないという趣旨のお話をさせて頂きました。

もちろん、賃金を得ることや、やりがいを仕事に求めること自体を否定したいわけではありません。

それはそれで必要なことではあるかと思います。

しかしながら、少なくとも本来の仕事というものが生まれてきた背景としては、誰かの何かの役にたとうという精神が先にあったはずだと思うわけです。

なので、誰かの何かの役に立ちたいという精神を失って、単に賃金や働く環境の条件だとか、自己の満足を第一に据えてしまうと本来の趣旨からズレてしまいますよということです。

本来の趣旨から外れてしまえば、当然、天職なんて見つかるはずはありません。

なぜならば、天職との出会いは、自分が魂の奥底から人の役にたち誰かを幸せにしたいと願うところから始まるからです。

もう少し言えば、私達の天命の中に含まれる人に対する愛、愛を起点にした使命が職業と結びつく時、始めて天職と言えるわけです。

仕事の本質から遠のけば、絶対に天職にはたどり着けないものでもあるのです。

では、仕事の本質を踏まえた後に天職を探すための具体的な方法とはいかなるものがあるのでしょうか。

その点について今回はお話してみたいと思います。


◇◇ あなたは誰を幸せにしたいのか ◇◇

仕事の本質については理解して頂けたかと思いますが、具体的に天職を探そうとする時に間違えてしまうことがあります。

「仕事は誰かの役に立つためなんだな。よし!日本国民、ひいては世界人類のために働こう!」

こんな風に考えてしまう方が時折、いらっしゃいます。

「日本国民や世界人類のために働くことの何が問題なんだ?」

もしかしたら、こう思われる方もいるかも知れません。

確かに日本国民のために働こうという気持ち、世界人類のために働こうという大きな志は立派です。

しかし、ここで問いたいのは、日本国民って誰ですか?世界人類ってどこの誰を言っているのですか?ということなのです。

もちろん、日本国民のため、世界人類のためという表現から、言いたいことやニュアンスは伝わってきます。

他人のために愛を持って働こうという意志は十分感じます。

しかしながら、この現世には日本国民という人間はいませんし、世界人類というお名前の方も多分、いらっしゃいません。

日本という国に暮らし、それぞれの状況や環境の中、悩んだり、苦しんだり、興味を持ったり、楽しんだり、時々、感動したり、課題を抱えて奮闘したりする一人ひとり異なる人達がいます。

皆、それぞれに個性があり、血が通う、様々な想いを抱く人間なのです。

日本国民という概念でくくりきれない一人ひとりの大切な人生や生活があります。

もちろん、日本のみならず世界においても同じです。

私達が向き合って行かなければならないのは、日本国民でもなければ、世界人類でもありません。

悲しんだり、苦しんだり、嫉妬したり、不安に思ったり、時々、頑張りながらも、疲れて誰かの手助けをほしがったりしている一人ひとりの人間なのです。

仕事というものは、決して、概念的なものを対象としているわけではないのです。

ですから、「顧客のために一生懸命働きます」なんていうのも実は間違いなのです。

なぜならば、顧客なんていう人は、この世にいないからです。

誰かの何かの役に立つためには、「誰」の役にたちたいのかを真剣に考える必要があるということです。

ここで、故・松下幸之助氏についてのお話をしてみたいと思います。

松下幸之助といえば経営の神様として経営者の間では崇敬されている存在でもあります。

松下幸之助氏が設立した松下電器という会社は日本では一流企業の一社として知られていますよね。

しかしながら、松下幸之助氏ははじめから大企業を立ち上げたわけではありません。

氏が事業を始めたきっかけは、戦後の貧しい中で、世の中の家庭にもっと電荷製品があれば多くの人が幸せになれるのではないかと考えたのがきっかけだと言われています。

ここだけ見ると先ほど例として挙げた「日本国民のために~云々」の話と同じように聞こえるかも知れません。

しかし、実際、松下幸之助氏は、最初から世の中の人とか家庭に~というスローガンを思いついたわけではありません。

元々の発端は、自分の奥さんが裁縫を手縫いで行っていて難儀しているのを観たのがキッカケだと言われています。

愛する奥さんが時間をかけて、苦労しながら裁縫をしている姿を見て、ミシンがあれば、こんな苦労をさせずに済むのにな。でもミシンは高いしな。という想いを持ったことがキッカケだったわけです。

自分の奥さんを楽させてあげたい、そのためにはもっと安く手軽に電荷製品を手に入れられるようになればいい。

ここから松下電器が始まったわけです。

何か突然、立志伝中の人のように「日本を救ってやるぞ!」みたいなことを言って、錦の御旗を掲げて、始めたわけではないのです。

だからこそ、本当に真剣に考える必要があると思います。

私達は誰を幸せにしたいのか。

そのためには、どんな人がどんな苦労をしているのか、何を求めているのか、どんな想いを持って生きているのかを真剣に知る努力が必要だということです。

何となく大きな志をスローガン的に掲げて、自分の天職とは何なんだ!と息巻いて見ても、余計にわからなくなってしまうのが落ちなのです。

だから、まずは、自分が幸せにしたい人は誰なんだということを考えてみることが大切なポイントなのかと思います。


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神様のドングリ- 岩窟の王者 その2 -

はじめて読む方は神様のどんぐり- はじまり -からお読みください。

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神様のドングリ- 岩窟の王者 -からの続き。

まさに虎口というべき薄暗い岩窟の中へタイラーは入っていきます。

暗い道を進んでいくと明かりが灯った部屋に出ました。

そこは外側からは想像できないくらいきらびやかな場所です。

森の果物や木の実、とりどりの魚や肉、王宮を思わすような雰囲気です。

岩窟の王者メフィスはさながら玉座ともいうべき岩場の上に寝そべっています。

肉付きの良い、ひときわ大きな身体を横たえながら、顔を始め、身体にはその威厳を表すような縞が描かれています。

おそらく、ほとんどの動物たちはメフィスの姿を観ただけでチヂミ上がってしまうことでしょう。

さてさて、タイラーは如何にメフィスト対峙していくのでしょうか。


・・・ ◇◆ 岩窟の王者 その2 ◆◇ ・・・



「随分と景気がいいみたいだね」

タイラーは少し言葉を選びながらも、あくまで自分のペースを乱さないように第一声をメフィスにかけました。

「狐よ。くだらぬ世辞はいらぬ。お前の理屈っぽさも気に食わぬ。さっさと要件を言うがいい」

色々と策をめぐらそうと考えていたタイラーを牽制するようにメフィスは厳かに言い放ちます。

さすがに百戦錬磨の虎、メフィスです。

タイラーが弁舌を弄して、何かを仕掛けてくることなど見抜いているようです。

内心、タイラーは舌打ちをしながら、必死で体勢を整えながら言いました。

「ふん。随分とご挨拶だな。今日はアンタに忠告に来ただけさ」

「忠告だと?この我輩にか?随分と見くびられたものよ」

メフィスはその凶悪な瞳をギロリと開き、鋭い牙を向いて吠えるように言いました。

「まあ、そう言わずに聞いておいたほうがアンタのためだぞ」

タイラーは表情を変えずに言いました。

「いいだろう。くだらぬことを言ったらその身体、引き裂いてやる」

「忠告というのは、アンタが必死になって集めている『神様のドングリ』のことさ」

「ほう?面白い。神様のドングリがどうしたというのだ。」

「俺はアンタに対しては一目置いてるんだ。」

「くだらぬ世辞はいらぬといったはずだ」

「まあ、待て。これはお世辞じゃなく本当だ。だが、アンタが神様のドングリを集めていると知ってガッカリしていたところだ」

「なんだと?どういうことだ」

「アンタにはどの動物にもかなわない力があるだろ?威厳だってある。なのにたかがドングリを追い求めるなんて、岩窟の王者たるアンタがすることじゃないだろ?」

タイラーはちょっと挑発するように若干、煽るように言いました。

ここからが一世一代の勝負どころです。

「単なるドングリ?あれは神様のドングリだぞ。世の動物どもがこぞって欲しがるドングリだ」

タイラーは今だ!と感じました。

思いっきり、大げさに笑うとタイラーは言いました。

「神様のドングリ?あれはな、ただの腐ったドングリだ!そして、その腐ったドングリを神様のドングリだと言って、頭の悪い動物どもをからかってやったのはこの俺様さ!」

タイラーは高らかに言い切ると、神様のドングリがどんな経緯で誕生したのか一挙にまくし立てるように説明しました。

岩窟の王者メフィスはその説明をずっと静かに聞いています。

タイラーの作戦は、メフィスのプライドを引き裂いて、二度と神様のドングリなど集めようと思わせないようにさせることでした。

かなりのリスクはあるものの、万が一の時には、逃げる算段はしていました。

逃げ足は得意であったし、他に方法がなかったのです。

「だから、神様のドングリなんてくだらないものは・・・」

タイラーは説明を終えて、頃合いを見て止めの言葉を発しようとしました。

その時、ずっと黙って聞いていたメフィスから、小さな声ともつかない音が漏れ伝わってきます。

プライドを引き裂かれたメフィスが怒りを露わにしてタイラーに襲いかかってくる前兆でしょうか。

タイラーはグッと身構えて、逃げる体勢を整えます。

「クククッ」

メフィスはプルプルと身体を震わせながら、失笑のような音をハッキリと漏らしました。

その瞬間、メフィスは岩窟の中で大反響を起こすほどの大きな笑い声を上げ始めました。

タイラーは予想外のメフィスの反応に戸惑い動けないでいます。

メフィスの大笑いの真意は一体、どこにあるというのでしょうか。

タイラーはただ呆然とするしかありませんでした。



・・・続く


神様のドングリ- 岩窟の王者 その3 -へ続く



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守護霊と健康

唐突ですが、守護霊と健康というテーマでお話してみたいと思います。

健康というものも多くの方が関心があるテーマかなと思います。

健康と守護霊と何が関係あるのか?と疑問に思うかも知れませんが、その疑問にお応えする前に健康とは何かということをお話してみたいと思います。

健康というと概ねの解釈は病気ではない、健全な状態、元気な状態というような意味合いがあるかと思います。

とはいえ、病気がなければ健康なのかといえば、そうとも言えません。

特に医学的には問題なくても、「気」というものが病んでいる状態を病気というわけですから、不具合を感じていれば、それは病気といえます。

病は気からという言葉もありますが、本来的には気が病むから病気なのです。

一方で医学的に何らかの持病を持っていたり、あるいは身体的な障害があったとしたら健康ではないのかといえばそれも違います。

持病があっても気を病ませることなく過ごしていれば、それは健康な状態だと言えます。

乙武洋匡氏は「五体不満足」という著書を出したりされていて著名な方ですが、身体に障害を持つ方でもあります。

しかし、彼には全く不健康な要素はありません。

むしろ、健常人と呼ばれる方よりも明るく前向きな方です。

このように考えていくと健康とは単なる障害を持ったり持病を持っていることとは直接的な関係性はないと言えるでしょう。(もちろん間接的にはありますが)

私達が健康であるためには、繰り返しますが、「気」を病ませないことです。

つまり、持病があろうと障害があろうと「気」が病まなければ健康なのです。

さて、健康とは何かということについてお話しましたので、これを受けて守護霊と健康についての関連性をお話してみたいと思います。

ズバリ言いますが、守護霊という存在は基本的に良い気の塊のような方でもあります。

気の良くない守護霊というのは、存在しないのです。

なんだかオドロオドロしい気をまとった守護霊というのはありえません。

それは別の霊的存在だと考えて良いでしょう。

守護霊と接すると必ず、気がよくなります。

簡単に言うと詰まっていた悪い気が抜けて、良いものが入ってきます。

だから、守護霊といつもいつも接している人というのは、基本的に気が病むことがありません。

また、守護霊団(守護霊が複数のプロジェクトチームを作っている霊的状態のこと)の中には健康面や気を整えることに長けた存在もいますので、そいういった守護霊が私達の気を整えてくださることもあります。

もし、自分が不健康だなと感じることがある場合には、守護霊にお祈りしてみると良いと思います。

「私の健康面を担当する守護霊様。どうか私の健康を損なう気の状態を整えてください」

こんな風にお祈りすることで、健康促進のための手助けをしてくださることと思います。


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神様のドングリ- 岩窟の王者 -

はじめて読む方は神様のどんぐり- はじまり -からお読みください。

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神様のドングリ- 野心 -からの続き。

自然豊かな草原から大分、離れたところ。

寒々しいくらいに冷たい灰色の岩肌に囲まれた場所。

動物たちの気配は消えて、一種異様な緊張感のようなものが漂っています。

まるで砦のような岩場の城壁を進んでいくと、大きな岩窟がぽっかりと口を開けています。

その口を睨む狐のタイラーの姿があります。

岩窟の入り口の両脇には、まるで歩哨を行う兵士のように立っている狸と犬の姿もあります。

森でからかい半分に神様のドングリをでっち上げた時にいたあの狸と犬です。

ついにタイラーは岩窟の王者メフィスの住処へとやってきたのでした。


・・・ ◇◆ 岩窟の王者 ◆◇ ・・・

タイラーはしばらく入り口を睨んでいました。

さすがのタイラーもメフィスと対峙するのは緊張を隠せません。

ゴクリとツバを飲み下すと、身体をブルブルと振るわせて両手で顔をパンパンと叩いて気合を入れます。

メフィルには力で折伏できない以上、タイラーには持ち前の弁舌と理屈でそれを行う必要があります。

なめられたら終わりという思いがタイラーにはありました。

タイラーは体勢を整えるといつものひょうひょうとした態度で、入り口付近に立っている狸と犬のもとへ近づいていきます。

「ヨー!君たち、こんな寒々しいところでバカ面をさらして何をしてるのかな?」

タイラーはいつもの調子で狸と犬を挑発しながら二匹の方に近づいていきます。

「なんだと!」

犬が憤って、タイラーに噛み付こうとします。

「まあ、待てよ」それを狸が静かに止めます。

「タイラーよ。あまり俺らをなめない方が見のためだぜ」

狸は不敵に笑い顔をしながら言いました。

「俺たちは、この岩窟の王者メフィス様の第一の家来なんだからな」

岩窟を指しながら狸はどうだ!と言わんとばかりです。

タイラーはそれを受けて、益々、小馬鹿にしたような顔をしました。

「虎の威光にすがる狸と犬か。笑えるな」

「お前にはわからないだろうから教えてやる。メフィス様は、今やこの世界で一番の神様のドングリ持ちなんだぞ?最早、誰も逆らうことなどできないんだよ?わかったか!」

狸は言い放ちました。

「ふん。話にならんバカどもだな。もういいから、さっさとお前らのご主人様へ取り次げ」

「お前があってどうする?家来にしてもらうつもりか?俺らは許さんがな」

狸と犬は、タイラーを指さしながら、罵りました。

そんなやりとりを行っていると、岩窟の入り口の奥から、心胆を寒からしめるような雄叫びの一声が鳴り響きました。

その声を聴けば大抵の動物は縮み上がってしまいます。

狸と犬も例外なく、ブルブル震えながら、地に付して耳を塞ぎます。

タイラーはかろうじて、厳しい顔をしながら、入り口をにらみます。

「貴様ら、何を騒いでいる。我が安眠を妨げるとは良い度胸をしているな」

岩窟の奥から野太い声が響きます。

眠っていたらしく、機嫌の悪い声色です。

「も、申し訳ありません!!のら狐が一匹、メフィス様のお住まいに入り込んだようで、我々が対処していたところです」

狸と狐は恐ろしさのあまり、顔を上げることもできず、ひれ伏したまま、震える声で岩窟に向かい言いました。

「狐か。いいだろう。こっちに連れて来い」

野太い声が狸と犬に命じます。

恭しく狸と犬がその声に応じると、狸と犬は大汗をかきながら、タイラーを岩窟の中へと促しました。

いよいよ、メフィスとの対峙です。

タイラーは、なるべく緊張を気取られないように岩窟の中へと足を踏み入れていくのでした。

・・・続く


神様のドングリ- 岩窟の王者 その2 -へ続く


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【2014年4月度】神田明神への参拝

2014年4月度神田明神月参りをしてまいりました。

4月度の月参りは少し遅くなりました。

月半ばを過ぎてからの参拝です。

東京の桜はもう散ってしまったところも多い状況ではありますが、暖かい気持ちの良いひだまりの中での参詣となりました。

ほんわかする神気に包まれながらお祈りさせて頂きました。

また、毎度のことながら、ご寄付の一部からお玉串をさせて頂きました。

もちろん、献灯の継続祈願串の奉納もさせて頂きました。

皆様に神様からの追い風の力が降り注ぐように祈念して参りました。

今月も元気に過ごして頂ければと思います。


天心 拝

kanda_chochin.jpg

神田神社 提灯



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天職の探し方

天職

自らの一生を捧げるにふさわしい仕事とは何であるのか。

この問は多くの人の永遠のテーマともいうべきものでもあるかと思います。

守護霊アドバイスや天命・過去世調査などでも「自分の天職を教えて欲しい」という要望が多く見られます。

豊かで充実した人生を送りたいと人は思うものですが、そのために人生の大半を費やす仕事というものに重きを置くことはある意味では自然の成り行きなのかも知れませんね。

しかし、こうしたご相談を受けながら、最近、天職というものを考える前にその前提となる仕事とは何かという点についてお話する必要があるのではないかと感じるようになりました。

私達は学生時代を経て、何気なく仕事をする道へと進み、当たり前のようにそれを受け入れて生きています。

生きるために仕事をする。

生きることとは仕事をすることだという意識すらあるのかも知れません。

重要なテーマでもあるためまたもや長くなりそうな予感がありますが、今回は天職というものを考えて、どうしたら天職に巡りあうことができるのかについてお話していきたいと思います。


◇◇ 仕事とは何か ◇◇

さて、天職を探すためには、まず、仕事とは何かということを理解しておかなければならいないと思います。

仕事とは、商売をすること。

仕事とは、生きていくために必要な賃金を得る行為。

仕事とは、人生の内で大半の時間を費やすので、自分に見合った仕事を見つけたい。

このような考えや想いを持ってらっしゃる方が多く見受けられます。

確かに仕事は事業を運営したり、商売をしたりすることが多いと思います。

商品を販売したり、サービスを提供したり、その形態は様々にあるわけです。

あるいは、私達が生きていくためには貨幣経済の中で成り立つ社会に生きているわけですから、お金が必要です。

お金を稼ぐためには仕事をしなければなりませんね。

だから、必要な賃金を頂くために仕事をするということも、一つの事実です。

また、事業を行うとか、お金を稼ぐということを飛び越えて、人生に対する生きがいだとする考え方もあるかも知れません。

これらの仕事にまつわる考え方、想いというのは、決して間違ってはいないと思います。

ただ、それでもあえて言ってしまうと、上記で挙げたような考え方には、大きなそして重要な欠落があることをお伝えしなければならないのです。

実は仕事とは、本来的には事業などの商売を行うことや、賃金を得ること、自分の人生の生きがい充実感などを得るということとは関係がないのです。

にわかには納得できないことかも知れませんが、ここをまず、理解しないと仕事の本質的な意味を理解できません。

仕事の本質的な意味を理解できないと天職を探すなど到底無理なことだと言わざるを得ないでしょう。

では、仕事の本質的な意味とは一体いかなるものなのでしょうか。

ここで、理解しやすいようにメタファーとしての例え話をしてみたいと思います。

とある街で、一人の少年がいました。

その少年は、特に学問ができるというわけでもなく、立派な家柄というわけでもありません。

際立った才能があるわけでもない平凡な少年です。

少年はある時、自分は一体、誰かの役に立っているのかなと考えました。

自分は誰かの役に立ちたいという想いを常に少年は持っていました。

ある時、街を歩いていると色んな人達がせわしなく道を歩いています。

皆、忙しそうです。

少年は、何かに向かって一生懸命に道を進む人たちをとても羨ましく眺めていました。

自分も誰かの何かの役に立ちたい。

少年の心はいつの間にかこの想いで一杯になっていました。

ふと何気なく道行く人の足元を見ていると随分と靴が汚れていることに気づきます。

きっと、忙しすぎて靴を磨いたり、修繕したりする暇もないのだろうと少年は思いました。

常日頃から、誰かの何かの役に立ちたいという気持ちが強かった少年は、思い余って道行く人に声をかけます。

「あの、靴がとても汚れていますよ。僕が磨いて差し上げましょうか?」

少年の申し出に道行く人は、喜んでその行為を受けることにしました。

少年は一生懸命に靴を磨き上げて、気が付くと新品の靴のようにピカピカになっていました。

道行く人はとても喜び、お礼に少年にお金をあげたのでした。

少年は自分が行ったことに喜んでくれる人が頂けでとても満足でした。



さて、ショートストーリーではありますが、ここには仕事ということを考える上でとても大切なエッセンスが込められています。

それは、この少年が初めて実践した靴磨きという仕事に対する向き合い方にポイントがあります。

少年は、靴磨きという仕事が自分の天職かな?とか、靴磨きをすれば大儲けできるかな?とか、靴磨きをすれば自分の人生を豊かに充実した気持ちで過ごせるかな?というようなことを考えていたわけではありません。

ただ、「誰かの役に立ちたい、何かの役に立ちたい」という気持ちがあっただけなのです。

どんな仕事が自分に向いているの?

どんな仕事なら生活が楽になるかしら。

どんな仕事をすれば嫌な目に合わずに清々しい気持ちでいられるのか。

多くの方の奥底にあるメンタリティには常に自分にとって都合の良い仕事はどこにあるのか?という視点になってしまっているのです。

しかし、例え話の少年は、そのようなことを考えていたわけではないのです。

少年は結果的に靴磨きという仕事を得て、その仕事でお金をもらうことに成功しました。

でも、あくまで、それは結果論に過ぎません。

根底に「誰かの何かの役に立ちたい」という愛が起点となって生み出されていくものが、本来的な意味での仕事であると言えるのではないでしょうか。

もちろん、人生の生きがいとしての仕事や賃金を得るため収入源としての仕事、その他、様々な意味合いを否定するつもりはありません。

それはそれで必要な要素ではあります。

しかし、それでもあえて言うならば、本当に天職を求めたいならば、順番を間違えてはならないということです。

なぜならば、誰かの何かの役に立ちたいという気持ちがない人が、いくら天職を求めても見つかることはないからです。

ちょっとだけ想像してみましょう。

世の中には求人を出している企業や事業主の方がいらっしゃると思います。

この方々がどのような人を求めているのかといえば、事業において必要な事柄を代行してくれたり、手伝ってくれるような人です。

そこへ、自分の人生の生きがいや賃金のことや、楽しいことだけをしたいと考える人が応募してきたらどう思うでしょうか。

おそらく、あまり採用したいとは思わないことでしょう。

企業や事業主の方々だって、誰かの何かの役に立つために仕事をしているはずです。

その手伝いをして欲しいから求人を出しているわけですから、当たり前のことかも知れません。

しかし、世の中の実情をつぶさに観察すると基本となる誰かの何かの役に立つという考え方がすっぽりと抜け落ちてしまっていることが多いように思うのです。

企業や事業主側も単に設けるために仕事していて、そのための道具としての求人募集である場合もあるでしょう。

求人への応募者も実際のところは、誰かの何かの役に立つのではなく、自分にとって都合の良い職場を求めている場合も多いです。

しかし、それは本来的な仕事の意味ではないのですね。

仕事とは誰かの何かの役に立つこと以外にはないからです。

自分の人生を豊かにしたり、嫌なことをせずに賃金を得たいという本人の希望を叶えるために存在する仕事というものはありえないのです。

仕事とは何か。

それは、誰かの何かの役に立ちたいという愛の心の先にしかないのです。

このような考え方の転換をしない限りは天職を探すのは、かなり難しいと言わざるを得ないのです。

繰り返しますが、賃金を得ること、自分が生きがいを感じること、楽しい仕事をすることが問題だと言いたいわけではありません。

ただ、仕事の本質に立ち返ることが天職に出会うヒントになるのかなと考える次第です。


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神様のドングリ- 野心 -

はじめて読む方は神様のどんぐり- はじまり -からお読みください。

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神様のドングリ- ドリの祈り -からの続き。


大樹のマモリギの前でひたすら祈り続けるドリ。

その元へ息を弾ませながら、村里の方角からかけてくるバリスの姿がありました。

バリスはいつもにもなく明るい表情をしています。

元気そうなバリスを見て、微笑みを浮かべるドリは、同時に真っ青な空の向こうに陰る雲も感じるような感覚を覚えます。


・・・ ◇◆ 野心 ◆◇ ・・・

「バリス!?一体、どうしたというの?」

「これを見て!」

バリスは息を切らせながら、右手に持ったキラキラ光るドングリをドリの目の前にスッと差し出しました。

ドリは、ドングリをじっと見ながら「まあ、なんだかとても綺麗ね」と言いました。

「これは何なのかしら?」

「神様のドングリっていうんだ!」

バリスは得意げにまるでドングリの輝きに当てられたかのように目をキラキラさせながら言いました。

「神様のドングリ・・・?」

ドリは不思議そうに神様のドングリを覗き込みます。

「今は村里の皆が競ってこれを集めているんだよ!」

バリスは興奮して、大げさに両手を広げながら言いました。

ドリはそれを見て、いつものような冷静さを欠いたバリスの姿に先ほどから感じていた不安の正体を観たように思いました。

「神様のドングリは山で採れるらしいんだ。沢山、手に入れれば、僕らの生活も大きく変えることができるんだよ!」

「バリス・・・私はね」

ドリは何かを言いかけましたが、それを遮るようにバリスは話を続けました。

「心配いらないよ♪ドリ。神様のドングリがあれば村里の中だって、肩身の狭い想いをすることはないし、ドリだってもっといい暮らしができるんだよ」

「バリス・・・そうじゃないの。私は今のままがいいの。」

「どうしてさ!?なんでいつもドリは村里を避けるの?どんな奴にだって今度は何も言わせはしない。ドリの居場所は僕が・・・」

まくし立てるようにバリスが言い寄るのを遮るようにドリは、「いい加減にして!一体、どうしちゃったの?なんだか変だよ」と哀しそうに言いました。

バリスは一瞬、だまり込み、下を向きながら「わからないよ。このままがいいなんて。」とつぶやきました。

その後、バリスは踵を返して、走って森のなかへかけていってしまいました。

ドリは何か言おうとしてましてが、声をかける間もなくただ、その後ろ姿を見守るしかできませんでした。

バリスを傷つけてしまった。

その想いが益々、ドリの心を傷つけるのでした。

それと同時に確実にこの世界に何か良からぬものが立ち込めているのを感じるドリなのでした。

・・・続く

神様のドングリ- 岩窟の王者 -へ続く


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人生を変えるきっかけを作る

私達は、得てして毎日を繰り返して生きています。

毎日を繰り返すことを日常とよび、それは言葉の通り常態化していくことになります。

繰り返しているのは現実という外面的な物事のみならず、心根という内面上のことも実は繰り返されているものです。

どういうことかといえば、毎日、毎日、同じような生活を繰り返していくと考えること、想うこと、見えること、聞くこと全てが常態化してくるのです。

こうなると心根も常態化していきます。

心根の常態化をスピリチュアル的視点で見ると霊界が固定化して形成されている状態だと表現することができます。

霊界が固定化されて常態化していくと、それにともなって霊界の実相が現世へと顕現化するため、今度は私達の人生を規定化していくわけです。

自分の人生に不満を抱き、これを変えてゆきたいと願う人は多々いるわけですが、常態化した霊界を変えることができないため、願いは虚しく宙を舞っているかのごとくです。

多くの人が人生を変えたいと願っているのにどうにも人生が変わる気配すらないというのは、霊界の常態化に問題があるのです。

ですから、まず、人生を変えたいと思うならば霊界を変えていく必要があると言えます。

では、どうしたら霊界を変えていくことができるのでしょうか。

常態化した霊界というのは、たとえるならば、運動不足で凝り固まってしまった筋肉や関節、筋などと同じだと言えます。

運動不足になると筋肉は硬くなり動かしにくくなります。

関節も曲げにくくなるし、筋のようなものが出来て、余計に柔軟性を失うことになるのです。

ですから、いきなり運動不足で筋肉が硬いからといって急に動かすのは難しいといえます。

段々とエクササイズのような軽い運動から始める必要があるということです。

霊界もまたいきなり大きく変えることは難しいので、小さなエクササイズを行って、小さくても確実に霊界を動かす行為をしていくことが大事なわけです。

その一歩となるのが、自分の中に外気を入れるということです。

つまり、自分が普段、あまり考えないこと、選択肢として選択しないものなどをあえて取り入れていくということがポイントになります。

なぜならば、自分が普段から当たり前のように行っていることというのは、私達が現在の霊界を維持するために必要な要素であることが多いのです。

別の言い方をすれば、現在の霊界が現在の有り様を作り出すため、その作り出したものを判断せずに取り入れていると益々に霊界の常態化が進んでしまうということになりかねないのです。

なので、まずは、今までありえなかった選択や感覚を取り入れてみるというのが人生を変えるきっかけとして大切だということです。


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神様のドングリ- ドリの祈り -

はじめて読む方は神様のどんぐり- はじまり -からお読みください。

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神様のドングリ- タイラーの誤算 -からの続き。

颯爽と吹き抜ける風が優しく、木々の葉をゆらしています。

動物たちの生活を支えている植物たちも一緒に揺らめいています。

この世界を自然を見守るかのようにどっしりと巨躯を構える大樹がそびえ立っています。

王者の貫禄のある大樹です。

しかし、威圧するようなところはなく、やさしく全てを見守り受け止めるかのような風体です。

大樹はマモリギという。

この樹はいつからそう呼ばれるようになったのか誰もわかりません。

いつからあるのか、どのくらい生きているのか知らないけれど、動物たち皆はマモリギと呼んで親しんでいました。

そんなマモリギの膝元で一匹のメスの山猫の姿があります。

目をつむり、手を合わせて、何かをお祈りしているようです。


・・・ ◇◆ ドリの祈り ◆◇ ・・・


マモリギ様

マモリギ様

いつもこの世界を守ってくださってありがとうございます。

いつも木の実や植物を私達に与えてくださって本当に感謝しています。

バリスもいつも元気で、私もいつも楽しく幸せです。


ドリはマモリギにいつもこうしてお祈りをしていました。

誰もがマモリギに親しみを覚えていましたが、こうして毎日、お祈りするのは、ドリだけです。

マモリギはどれだけ大きかろうと言葉をしゃべることはできません。

動物たちも大きな樹で時々、木陰で休んだり、樹の下に落ちている木の実を採取する以外には近づくものはありません。

ドリのようにお祈りをする動物はかなり変わり種でした。

しかし、ドリは毎日、毎日、大樹へとお祈りを欠かしたことはありませんでした。

ドリには他の動物と決定的に違うところがありました。

それは、マモリギの声を聞くことができるという点です。

そのことはバリス以外に話したことはありません。

話しても信じては貰えないことがわかりきっていたからです。

実際、バリスと出会うまではドリはとても孤独に過ごしていました。

他のものに聞こえない声が聞こえることで、随分と奇異な目で見られることも多々あったのです。

しかし、バリスと出会い、今は全て満たされています。

バリスだけはドリを奇異の目で見ることなく、ドリを受け入れてくれたのです。

山猫の里からドリが追い出されることになった時、バリスも一緒に里を飛び出したのでした。

本当ならバリスは山猫の里で仲間の山猫たちと一緒に幸せに暮らせたかも知れません。

でも、バリスはドリと一緒に里を出ることを選んだのでした。

ドリは今でもバリスに感謝すると同時に、負い目のようなものも感じていました。

だから、毎日、毎日、バリスのことも含めてマモリギにお祈りするのを欠かしたことはないのです。

ドリは、ひと通り感謝のお祈りを終えると今度はかねてから気になっていたことを訊ねてみることにしました。


マモリギ様

先日、マモリギ様のおそばに落雷があったかと思います。

マモリギ様に災禍が及ぶ時、この世界にも厄難があると聞きます。

一体、何が起こっているのでしょうか?

この世界は大丈夫なのでしょうか?

いえ、本当はこの世界全体のことなど良いのです。

バリスは村里に関心があるみたいです。

いつか去っていくのではないかと不安なのです。



バリスが聞いたらドリは心配性だと笑ったことだろうとドリは思いながらもお祈りしました。

ただ、何かが起こるような嫌な感じが先日の落雷依頼からドリの心から離れないでいたのです。

お祈りをしているとドリの心にだけマモリギの声が響いてきます。


ドリよ

純なる心を持つもの

もし、この世界に厄災があるとするならば

それは動物たちの心が曇ったときだろうね

何が起ころうとも本当に大事なことを忘れてはいけないよ



マモリギは優しい声で答えました。

ドリはマモリギからの返事を受け止めながらも、なおも先の見えぬ不安のようなものを抱いていました。

何が起ころうとも本当に大事なことを忘れてはいけないよ

というマモリギの言葉は一体、何を意味しているのでしょうか。

ドリにとって一番、大事なこと。

それは、バリスと一緒に生きる時間。

だからこそ、今の暮らしで十分、幸せなはずです。

でも・・・とドリは思います。

バリスはどう思っているのだろう?

それにこの世界に住む動物たちにとって大事なことはなんなのだろう?

もし、多くの動物たちがその大事なことを忘れた時、この世界に何が起こるというのか。

ドリには全く予想ができません。

ドリに出来るのはただ、祈ることだけなのでした。


・・・続く

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守護霊の気持ちに成りきる

守護霊との距離を近づけていくことは、スピリチュアル的において私達に良い影響を与えてくれます。

具体的に例を上げれば、最初に現れてくるのは精神的な安定感や今までどうしても払拭できなかった考え方の癖などが改まってきたりします。

その後は、実際に自身の行動が変わってきたり、時には環境すら変化する場合もあります。

スピリチュアル的に良い影響を与えてくれることで、私達の背後にある霊界の改善が行われているわけです。

私達の背後の霊界状況が改善されるということは、いずれ、私達の今の目の当たりにしている現実というものも改善されていくということになるわけです。

だからこそ、様々な変化を目の当たりにすることもあるということです。

そのような現実的な変化へと最終的につなげていけるように積極的に守護霊との距離を縮めていくことが大事であることは再三にわたりお話してきました。

その手段としては主に守護霊への語りかけお祈りといったことを中心にお話してきたわけです。

語りかけやお祈りをすると守護霊との霊線が強化されていきます。

なぜならば、語りかけやお祈りをすることで意識が守護霊に向きます。

意識が守護霊に向くということは、意識の方向との縁起が強化されて霊線も強く成るというわけですね。

これがまずは基本であり、守護霊との交流の入門的あり方でもあります。

今回は、さらに一歩進めて、守護霊という存在をしっかりと理解し受け止め、より守護霊との霊線を強くしていく方法についてお話してみたいと思います。

守護霊とはどういう存在なのかということは私のブログ記事などをずっとお読みになられている方は大分、理解が進んでいるのではないかと思います。

守護霊を理解する上で大事なポイントはかなり語り尽くしている感があります。

なので、正直言うと、細かいことはともかく、コアな部分はもう多くは話すことはないのではないかと思うのです。

過去記事をしっかりと復習してもらえればかなりの重要な部分に関しては、把握しておくことができるかと思います。

しかしながら、過去記事を読んで守護霊とはいかなる存在であるかが理解できたとしても、それはあくまで、守護霊とはいかなる存在かということを表面的に学んだに過ぎないと言えます。

では、表面的な学び以上に深い学びをしていくために、守護霊への理解を進め、距離を縮めていく方法はどのようなものがあるのでしょうか。

それは、実際に自分が守護霊であったならどう思うかという視点で想いを馳せてみるということです。

守護霊ならばどう考えるか。

守護霊ならばどのように人を導くのだろうかというように想いを馳せるわけです。

自分の側から守護霊の存在を見ていると一方通行な見方しかできません。

しかし、守護霊になったつもりで物事を見ていくということをしてみると守護霊との距離がぐっと近づくのです。

これは理屈ではなく、体感的に理解が進むということです。

私が守護霊アドバイスなどを取次する時には、いつもご相談者の守護霊になったつもりにまずは成るのです。

そうするとご相談者の守護霊との霊波長が合うため、その方の守護霊とのコミュニケーションが円滑に図れるようになるわけです。

もちろん、それだけではありませんが、そういった心の工夫をしていくと守護霊との交流は深みが増してくるのですね。

言葉で解説すると大したことではないように聞こえるかも知れませんが、とても重要なポイントでもあります。

守護霊に成りきることで、守護霊の考え方や守護霊の居る霊界を味方につけることができれば、自分自身の霊界改善もそれだけ進むということです。

是非、日々の守護霊交流でご一考頂ければと思います。


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心に残った守護霊からのメッセージ31

心に残った守護霊からのメッセージをご紹介してみたいと思います。


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言動とは

さぶらうことあり

足跡(そくせき)すなわち誠なり

誠の人であるべし

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言葉というものは、得てしてコピーできてしまうものです。

立派なことや偉いことを口にすることは誰でもできます。

しかし、それをひとつでも実践に移し、貫くことができる人はなかなかいません。

それができる人を誠の人というのです。

守護霊は立派な言動をしているかどうかよりも、その立派な言動にふさわしき人であるように精進しているのかを見ているとおっしゃられています。

常に誠であるように心せよという守護霊からのお諭しでもありました。

くれぐれも立派な口だけにならぬように気をつけたいものです。



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神様のドングリ- タイラーの誤算 -

はじめて読む方は神様のどんぐり- はじまり -からお読みください。

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神様のドングリ- 村里のにぎわい -からの続き。

・・ここはどこだ?

・・・・ここはどこなんだ?

何も見えない、光が一切ない孤独な闇。

タイラーは光を求めて手探りで進みます。

ドロドロの沼のようなぬかるみに手足を取られて、動けないで困っています。

・・どうして誰もいないんだ!

・・・・どうして誰もいないんだ!!

タイラーは泣き叫んでいます。

しかし、その声も沼に吸い込まれてしまうようにくぐもった音が自分の耳に虚しく響いています。

全身、汗まみれになって泥沼から抜け出ようとタイラーはもがいています。

その時、ゴー、ゴー、ドーン、ゴロゴロという大きな音が当りを届きました。


・・・ ◇◆ タイラーの誤算 ◆◇ ・・・


「ウワーーッ」

タイラーは、咆哮するような叫び声をあげて、跳ね起きました。

全身は汗まみれで、心臓の鼓動もバクバクと高鳴っています。

どうやら夢を見ていたようです。

はじめて見る夢というわけではなく、物心つく頃からずっと見続けている定番の悪夢でもありました。

タイラーは手で額の汗を拭うと、「ふん!」と悪夢にうなされたことに対して、なんだか去勢をはるように笑いました。

しかし、顔はまだ青ざめています。

「夢くらいでビビったりするものか」

タイラーは吐き捨てるように言うと寝床の木陰の芝生から立ち上がり、大きく伸びをしてあくびをしました。

すると、また、ゴー、ゴー、ドーン、ゴロゴロというあの音がとどろきました。

どうやら、あの音は夢ではなかったようです。

タイラーは訝しく思い、音のする方へと足早に近づくと、動物たちがウヨウヨと集まってきています。

数えきれないくらいの動物たちです。

これほどの動物たちをこのあたりの山で見かけるのは初めてのことでした。

動物たちは、一生懸命、あちこちの草はをかき分け、土を掘り起こしています。

そのため、美しい草原が広がっていた地帯はボコボコと穴が空いて見るかげもありません。

あまりに土を掘り起こしてしまったため、あちこちの樹が倒れています。

ドーン、ゴロゴロ・・・

また、一本、樹が倒れて、斜面になっている土手を転がり落ちていきます。

タイラーは一瞬、呆然として立ち尽くすばかりでした。

一体、山で何が起こっているのかすぐには把握できません。

ゴー、ゴー、ドーン・・・

そうしている間にまた一本、樹が目の前で倒されていきます。

その樹は、タイラーが主に食べている木の実の成る大切な樹でした。

「オイ、コラ!ヤメロー!!!」

タイラーはあらん限りの声で怒鳴りましたが、動物たちの手は止まりません。

慌てたタイラーは、丁度、穴をほっているイノシシの前に躍り出ると耳元でもう一度、「ヤメロー!!!」と叫びました。

その声に穴をほっていたイノシシの一頭がタイラーの方に眠たそうな表情で見返してきました。

「なんじゃね?大きな声を出して」

イノシシは声まで眠そうにして、おっとりとした口調で言いました。

「なんじゃ?じゃねー!!!、俺様のテリトリーで何してやがる!」

タイラーは自分の主食の木の実の樹を倒されたことと、自分のテリトリーを動物たちに侵されていることに対しての憤慨をイノシシにぶつけました。

イノシシはゆっくりとした動作でタイラーへ振り返ると腕組みをして静かに大きく鼻息を漏らしました。

「お前さんの言うこともよーくわかる」

イノシシは言うとウンウンと呑気な構えでうなずきました。

「だったら、さっさとここから出て行ってもらおうか!」

タイラーはあさっての方向を指さして、いずこかへ去るように促します。

するとイノシシは少し困った顔をして言いました。

「そうもいかんのさ。これがワシらの仕事じゃからなあ」

「仕事だと!?俺様のテリトリーを荒らすことがか!」

タイラーはまた憤慨して言いました。

「お前さんのテリトリーかどうかは知らんが、わしらの仕事は神様のドングリを集めることじゃよ」

神様のドングリ。

タイラーにとって、その言葉は聞き覚えるのあるものです。

何しろ神様のドングリはタイラーが思いつきででっち上げた代物です。

「腐った・・・いやいや、神様のドングリを探すのが仕事だって言うのか?」

「そうじゃよ。ちゃんと集めないと雇い主にどやされるからなあ」

フンフンとひとり頷きながらイノシシは腕を組んでいます。

「だったら雇い主に言ってくれ!神様のドングリなんてくだらないものを集めるのはヤメロってな」

タイラーが言うとイノシシはさらに困った顔をして言いました。

「それは難しいと思うのお。雇い主は岩窟の王者メフィスじゃならなあ」

タイラーもメフィスの名前は聞き及んでいました。

というよりもこの界隈で暮らす動物たちで岩窟の王者メフィスの名前を知らぬものはいないくらいです。

メフィスは大きな虎で、とても残忍で暴力的な存在でもありました。

普段は岩窟のある岩場のゴツゴツした動物たちが近寄れない場所をテリトリーにしています。

時折、山の方に降りてきては、森の動物達の食料を略奪したり、小動物を恫喝していうことを利かせてました。

おそらく、動物たちでメフィスに意見できるものなど、まず、いないことでしょう。

どんな相手でも手球にとってきたタイラーでありましたが、メフィスだけは、別格として一目置いてもいたのです。

タイラーは眼をつぶり一瞬、考えてこんで、その後、眼を開くとメフィスと対峙する決心を固めました。

こうして、タイラーは神様のドングリをめぐる騒動へに終止符を打つべくメフィスの居る岩場へと向かうのでありました。


・・・続く

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Author:天心
こんにちは!天心と申します。
守護霊アドバイス等の取次鑑定を行っています。
ブログ記事では、守護霊やスピリチュアル世界に関するお話を掲載してゆきます。

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