【超略解シリーズ】 老子 -三十の輻-

こんにちは!

天心です。

【超略解シリーズ】としまして、早速、老子道徳経の内容についてお話していきたいと思います。

初回は二度にわたり、老子序章として、概略をお話してきました。

まだ、読んでない方は、そちらを最初に読まれてから、当該記事を読まれることをお勧めします。

【超略解シリーズ】 老子 -序章-
【超略解シリーズ】 老子 -序章2-

また、当該シリーズの老子道徳経編のバックナンバーは以下になります。
合わせてお読み頂ければ幸いです。

【超略解シリーズ】 老子 -道の道とすべきは-
【超略解シリーズ】 老子 -天下みな美の美たるを知るも-
【超略解シリーズ】 老子 -賢を尚ばざれば-
【超略解シリーズ】 老子 -道は沖しきも-
【超略解シリーズ】 老子 -天地は仁ならず-
【超略解シリーズ】 老子 -谷神は死せず-
【超略解シリーズ】 老子 -天は長く地は久し-
【超略解シリーズ】 老子 -上善は水の若し-
【超略解シリーズ】 老子 -持してこれを盈たすは-
【超略解シリーズ】 老子 -営魄を載んじ-

それでは、老子道徳経の解説に入っていきたいと思います。


◆◇ 三十の輻 ◇◆


【原文(書き下し)】

三十の輻(ふく)、一つの轂(こぐ)を共にす。
其の無に当たって、車の用有り。
埴(つち)を挺(う)ちて以て器を為(つく)る。
其の無に当たって、器の用有り。
戸牖(こゆう)をうがちて以て室(しつ)を為る。
其の無に当たって、室の用有り。
故に有の利を為(な)すは、無の以て用を為せばなり。/span>

【超意訳】

車の車輪は三十本のスポークが軸に集まって作られている。
車輪の中心には何もない空間があるが、その空間があることで車輪として利用をすることができる。
泥をこねて丁度、くぼみがあるように器は作られている。
器というものはそのくぼみの何もない空間があればこそ、器として利用することが出来る。
扉や窓、壁を囲んで何もない空間を創造することで部屋は作られている。
何もない空間を創造することで、部屋を部屋として利用することが出来る。
このように私たちの身近に存在して利用しているものは、「なにもない」という働きがあればこそ、その有限の働きをなすことが出来るものなのだといえよう。


【超解説】

私たちは目に見えている部分、すなわち実体がハッキリしているものに着目しがちです。
しかし、実際に目に見えていない部分によって、目に見える部分に意義を与えられていることがしばしばあるということですね。
特に今回、大事なキーワードは「何もない」という点です。
何もないから全くそこには働きはなく、意味もない。
こう考えてしまいがちですが、何もない空間に大きな意味がもたらされていることもあるのだということを老子は説きます。
車の車輪を車輪として使うためには真中に空間がなければ利用できません。
現代の車で鑑みれば、タイヤの中は何もありませんが、何もないから空気を詰めて弾力を得て、タイヤとして使えるということですね。
また、お茶碗やコップのような器も、くぼんだ空間がもし、埋め尽くされていたら、器として何の利用もできないわけです。
水も汲めませんし、お茶も飲めません。
私たちが生活をする場としての部屋も空間があるからそこで寝転んだり、食事をしたり、色々とできるわけですね。
何もないということがとてもありがたく機能しているわけです。
老子はこの何もないということすらも道の働きだと喝破していました。
有があり無がある。
有と無が調和しているからこそ、私たちは様々な恩恵を受けています。
有には意識が向きやすいものですが、老子はあえて無を強調することで、道の働きのありように意識を向けさせたかったのかも知れません。
また、スピリチュアル的にこの章を解釈すると一つの雑念のない霊空間という場を開くとそこに満たされるべく、新しいエネルギーがやってくるという意味合いも示唆しています。
健全なスピリットを呼ぶためには、健全な純化された空間を作ることが肝要なのです。
老子は有と無の相対的な話だけをしたかったわけではないようにも思います。
私たちはもっと積極的に無の働きを考えていかねばならないのかも知れません。



以上、老子道徳経の超略解になります。

何かの参考になれば嬉しく思います。


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