【超略解シリーズ】 老子 -これを視れども見えず-

こんにちは!

天心です。

【超略解シリーズ】としまして、早速、老子道徳経の内容についてお話していきたいと思います。

初回は二度にわたり、老子序章として、概略をお話してきました。

まだ、読んでない方は、そちらを最初に読まれてから、当該記事を読まれることをお勧めします。

【超略解シリーズ】 老子 -序章-
【超略解シリーズ】 老子 -序章2-

また、当該シリーズの老子道徳経編のバックナンバーは以下になります。
合わせてお読み頂ければ幸いです。

【超略解シリーズ】 老子 -道の道とすべきは-
【超略解シリーズ】 老子 -天下みな美の美たるを知るも-
【超略解シリーズ】 老子 -賢を尚ばざれば-
【超略解シリーズ】 老子 -道は沖しきも-
【超略解シリーズ】 老子 -天地は仁ならず-
【超略解シリーズ】 老子 -谷神は死せず-
【超略解シリーズ】 老子 -天は長く地は久し-
【超略解シリーズ】 老子 -上善は水の若し-
【超略解シリーズ】 老子 -持してこれを盈たすは-
【超略解シリーズ】 老子 -営魄を載んじ-
【超略解シリーズ】 老子 -三十の輻-
【超略解シリーズ】 老子 -五色は人の目を-
【超略解シリーズ】 老子 -寵辱には驚くが若し-

それでは、老子道徳経の解説に入っていきたいと思います。


◆◇ これを視れども見えず ◇◆


【原文(書き下し)】

これを視れども見えず、名づけて夷(い)と曰(い)う。
これを聴けども聞こえず、名づけて希(き)と曰う。
これを塼(とら)うるも得ず、名づけて微(び)と曰う。
此の三つの者は詰(きつ)を致すべからず、故(もと)より混じて一と為る。
其の上は皦(あきら)かならず、其の下は昧(くら)からず。
縄縄(じょうじょう)として名づくべからず、無物に復帰す。
是を無状の状、無物の象(しょう)と謂い、是れを惚恍(こつこう)と謂う。
これを迎うるとも其の首(こうべ)を見ず、これに随(したが)うとも其の後(しりえ)を見ず。
古(いにし)えの道を執りて、以て今の有を御すれば、能(よ)く古始(こし)を知る。
是れを道紀(どうき)と謂う。


【超意訳】

どんなに視ようとしても見えないもの、それをあえて名づけるならば夷(い)と呼ぼう。
どんなに耳を澄ませて聴こうとしても聞こえないもの、それをあえて名づけるならば希(き)と呼ぼう。
どんなに頑張って捕まえようとしても捕まえられないもの、それをあえて名づけるならば微(び)と呼ぼう。
この三つに関しては、どんなに突き詰めてもその全体像はこれ以上にはわからない、元々は一つに混ざり合ったものでもある。
これ以上は明らかにできないし、この他に何かを隠すようなものもない。
ぼんやりとして名づけようもなく、いずれは無に帰ってしまう。
この有りようを表現するならば、姿のない姿、形のない形、恍惚としてはっきりとしないものとしか言いようがない。
迎え入れようと準備していても、その正面をとらえることは出来ないし、後ろを追いかけてみようにも、背中を見ることも出来ない。
古くから伝わる道のありように従って、現状に活かすことを心がけることで、古くから伝わる道というものが如何なるものであるのかを知ることが出来るだろう。
これが道に従うための方策というものである。




【超解説】

老子が常に一体であることを求めた「道(タオ)」というものは、どうにも捉えどころがないものです。
確かに存在はしているのだけれど、これが道というように固定的に指さして示せるものではありません。
このことは、これまでの老子道徳経の中でも度々、示されています。
確定的に指し示すことが出来ないゆえに様々なたとえ話やあり方を説明の糧にして「道」とは何かということを老子は示そうと必死になっています。

道と一体となった政治や生き方というものを主張する老子にとって、その指し示す道というものが、ハッキリと示せない性質であることに若干の苦悩のようなものを抱えていたのではないかと感じられます。
どんなに視たくても見えない、耳を澄ませても聞こえない、捕まえてやろうと画策しても、捕まえることは出来ない。
待ち伏せしていても、その顔がどんな顔をしているのか「道」は見せてくれません。
道を追いかけても、その後ろ姿すらもわからない。

こんな曖昧模糊としたものを中心に据えて、政治や生き方を考えねばならないのは、中々、難儀なことであるわけです。
本当に偉大で、尽きることのないエネルギーは、一筋縄でとらえることは出来ないのです。
しかし、老子は、その取扱いが難しい「道」について、如何にすべきかという結論として古くからある、「道」の有りようを手掛かりに現状の自分のありように適用していくことで、段々と古くから伝えられている「道」に関する理解が深められると考えたようです。







以上、老子道徳経の超略解になります。

何かの参考になれば嬉しく思います。


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