-No Awareness- 無意識の扱い方

嫌なことは早く忘れた方が良い。

こんなことを言われた経験のある方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

嫌なことをいつまでも覚えていれば、その嫌なことに連なって、嫌な感情まで引きずってしまう。

だから、嫌なことは早く忘れた方が良いというわけです。

確かに嫌なことをずっと意識して、嫌な気分を味わい続けるとその時の心根の状態はあまり良い状態とは言えません。

良い状態とは言えない以上、それに伴って発生するエネルギーは主として負のエネルギーとなります。

負のエネルギーは、今までも説明してきているように私達にとって歓迎されないネガティブかつマイナス的な働きをして、歓迎していない現実を現象として招きます。

そう考えるならば、嫌なことは早く忘れ去って、負のエネルギーを醸成しないようにするのがスピリチュアル的な法則からすれば理に適っているのかも知れません。

私自身も大抵の場合は、嫌なことは早く忘れた方が良いとは思っています。

ちょっとした悪しき感情に囚われすぎると人生を前向きに進めなくなるからです。

しかしながら、昨今、こうしたあり方が後々の大きな憂いへと繋がってくることがわかってきました。

単純に忘れ去ればその時は、解決したように見えるのですが、実際には問題が内在化して見えなくなっただけというケースが多くみられるようになったのです。

今回は、こういったケースを鑑みて無意識化する負のエネルギーについてお話してみたいと思います。


◇◇ 見えなくなった負のエネルギーのリスク ◇◇


意識的な偏りやねじれ歪みのことを魂の傷と私は呼ぶことがあります。

あまり深くない軽度な魂の傷は穢れと呼んだりもします。

どちらにせよ、傷と言っても目に見える物理的な傷ではありません。

これらの魂の傷は、意識的に修正(あるいは癒し)されない限りは、ずっと残り続けるものです。

また、魂の傷は、ハッキリとその性質や原因が明確であるほど、修正することが容易になります。

何故ならば、私達は原因がハッキリするとその解決策を比較的に検討、思案しやすくなるからです。

例えば、風邪を引いたということがハッキリすれば、抗生物質や抗ヒスタミン剤、解熱剤といった薬剤を投与すれば治癒が早まります。

あるいは薬を使わなくてもしっかりと休息と栄養のある食事を心がけるのも効果的かも知れません。

いずれにせよ対処方法が明確になるわけです。

しかし、原因不明の病気にかかるとこのようには参りません。

何が原因なのか物々しい検査を繰り返したり、医師などの専門家が仮説を立てながら、手探りで治療法を探すことになります。

このように見えない、わからない、判然としないという状態はリスクでもあるわけです。

魂の傷も同様で原因がわからないものほど修正が難しくなります。

例えば、上司にこっぴどく叱られて、魂の傷がついてしまったとします。

あまりにヒドイ叱られ方をしたので、自尊心も傷ついたわけです。

この場合は原因が上司に叱られたことであることは明白です。

この魂の傷を修正することは比較的簡単です。

例えば叱られた翌日、上司に新橋の飲み屋に連れられてこんな風にフォローされたとします。

「昨日は少し言い過ぎた。すまなかった。でも、君の今後の働きを期待しているから厳しくしているんだよ。わかってくれるかな?」

上司の心の内などがわかり、ヒドク叱られたことの意味を理解した瞬間に苦しかった心の状態は改善されることも多いのではないでしょうか。

これが魂の傷が修正されたということをスピリチュアル的には意味しているわけです。

この例え話では、良くある魂の傷とその修正のプロセスが表されています。

しかし、もし、上司がフォローしてくれず、叱られた部下の人が「こんな嫌なことは早く忘れよう」と考えたとしたらどうなるでしょうか。

上司も時間が経てば部下に対してどんな叱り方をしたのかは忘れてしまいます。

哀しいかな人は忘れる生き物であり、特に相手にダメージを負わせた方の忘却スピードは素早いものです。

一方で、叱られた部下の方も時間が経ち気にしないことで、そのことを忘れてしまいます。

こうして、再び、上司と部下の関係や職場での日常に平穏が戻ってきます。

でも、この平穏は魂の傷が消えたことで訪れたものではなく、内在化して表面だけが波風が無くなったことで訪れたものでしかありません。

魂の傷が内在化している以上、スピリチュアル的には何も解決はされてない状態です。

もちろん、こうした軽度の魂の傷は誰もが持っているものでもあり、内在化したままでも人生を生きる上で問題にならない場合もあるでしょう。

しかしながら、魂の傷というものは、時間が経てば経つほど、その性質はシンプルになり、汎用的になり、最終的には呪縛観念化していきます。

これはどういうことを意味しているのかを考えていく上で今一度、例え話に戻ります。

上司に叱られた経験は、時を経て部下の記憶から消えていきますが、無意識の中に刻印された傷は消えていくことはありません。

別の言い方をすると叱られたというエピソード的記憶は消えても、その時に発生した衝撃や不快感、絶望感などは残っているのです。

形式的な出来事は忘れて、その時に生じた負のエネルギーは滞留したままになります。

この負のエネルギーは、上司にヒドイ叱られ方をしたというエピソードが原因で発生したわけですが、原因体であるエピソードが失われたことで、独立単体で部下の心で蠢くようになるのです。

具体的な症状を言えば、上司(叱った上司とは限らない)に呼び出されたり、ちょっと注意されると絶望的な気分になり、何もかもが否定されたような感情になったりします。

あるいは、叱られたわけでもなくても、その時と共通するシチュエーションに身を置いただけで、震えがくるなど起こってきます。

しかし、なぜ、そのようなことになるのかについて本人は理解できません。

何故ならば、嫌な出来事として上司にヒドイ叱られ方をしたというエピソードを忘れてしまっているからです。

先にもお話したように原因がわかれば解決策が立てられますが、この場合はそれが出来ません。

解決策どころか何でそんな症状が出るのか本人も自覚出来ないのですね。

このように単に忘れ去ることは、原因不明の呪縛観念を作るリスクになります。

大事なことは、負のエネルギーの滞留を解消する形で、忘れなければならないということです。

上司にヒドイ叱られ方をした場合の例でいえば、上司の人間性が優れていればフォローもしてもらえるかもしれませんが、そうとばかりは言えません。

そういう上司に恵まれない場合には、自分なりに負のエネルギーを解消しておく必要があるわけです。

その方法については、次回にお話してみたいと思います。


-No Awareness- 無意識の扱い方 Part2へ続く


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