Be gentleman(紳士であれ!)

「少年よ。大志を抱け!」

この言葉は日本人ならば一度は耳にしたことがあるくらい有名な格言ではあります。

でも、この言葉が実はウィリアム・スミス・クラークというアメリカ人の発した言葉を邦訳したものだということを知らない人は多いかも知れません。

原文は、「Boys, be ambitious」なんですね。

この方は、日本の札幌農学校(現・北海道大学)の初代の教頭を務められた方でクラーク博士という呼び名で親しまれています。

この方の残した、「Boys, be ambitious」は、とても有名になり、日本でも愛される格言であるわけですが、もともとは、クラーク博士が札幌農学校を去る時に生徒達に残した言葉であったりもします。

私もこの言葉は大好きですが、実は、一番好きな言葉は別にあります。

それは、「Be gentleman」、邦訳すれば「紳士であれ!」という言葉です。

クラーク博士が、札幌農学校を始めて訪れた時、学校内に貼られているある張り紙をご覧になりました。

その貼り紙には、学校の規則がずらずらと並べられていたと言います。

内容としては、「○○するべからず」「○○を禁止する」などといった学校内での掟のような感じで、禁止事項がずらずらとまるでモーゼの十戒のように並べられていたわけです。

それを観たクラーク博士は、その学校規則をすべて廃止にして、一言に集約してしまいました。

その一言こそ、「Be gentleman(紳士であれ!)」でありました。

当時の日本は封建的で非常に縦割りの厳しい教育がメインでありましたので、生徒たるものが犯してはならない規則、ルールというものをビッチリと教え込むというのがお約束でもありました。

生徒も先生からはビシビシ鍛えられて喝を入れられるのが当り前な雰囲気でもあったわけです。

しかし、クラーク博士はそんな自由もない志も失わせてしまうような、がんじがらめの校則を破棄し、生徒達の自主性を信じたのです。

私はここにクラーク博士の心情を伺うことができることから、この「Be gentleman」という言葉が大好きなのです。

私自身もなるべく、条件やルールや決まり事を厳しく作らないようにしているのは、この言葉の影響もあるのです。

「○○してはいけない」というような拘束で縛りあげるのではなく、「どういうふるまいが紳士たるもののふるまいなのか」を考えさせることが大事なわけですね。

考えてみれば、紳士とはなんであろう。

ともて抽象的な言葉であり、どうふるまうことが紳士であるのか一見しては具体的にはわかりません。

でも、その意図するところは、自主的にマナーを守り、人に優しさを表し、つねに感謝の気持ちをもって行動する。

そんな人に自分がなるとしたらどうふるまうべきなのか。

本当のgentlemanならば、どうすべきなのかを考える。

このことこそが、もっとも大事な学びなんだよと教えてくれているように感じるのです。

だから、私も色々細かいことや具体的な禁止事項を列挙したり、ぎちぎちに決め込むことはなるべくしたくはないという想いがあるのです。

もちろん、それでもある程度、具体的なルールや条件などを設定しないとわかりにくいという点もあるわけなので、そのあたりはバランスを考えないといけないところではあります。

でも、本当の心根の奥にはいつも、この「Be gentleman(紳士であれ!)」があるのです。

ルールで決まってないんだから何をしたっていいだろ?

とうそぶく人も世の中にはいますが、私は、ルールで決められるよりも、自らgentlemanに近づくためにはどうすればよいかを問い続ける人生を選びたいと願っています。

そのような気持のある人が集えば必ずや、世の中のありようも変わってくるのではないかと思うのです。

主体性を持って、自分が紳士たるにはどうあるべきかを考える。

そのような気持がもっと世に広まることを密かに願っています。


「Be gentleman(紳士であれ!)」


天心 拝


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