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無用の用

今日はちょっと荘子に描かれている物語についてお話してみましょう。

昔々あるところに、大きなゴンズイという樹が生えていました。

ゴンズイの樹はとても大きいのでにするには大きすぎます。

かといって船をつくる材料にするには色々とねじ曲がって真っ直ぐに幹が伸びていないため使えない。

さらに悪いことに樹皮にはコブがいくつもあるので、どんな用途にも使えないときます。

ある時、大工の男がこのゴンズイの樹を観て、笑っていいました。

「本当に役立たずなどうしょうもない樹だな!」

大工の男の目からすれば、箸にも棒にも引っかからない使えない素材であると映ったわけです。

しかしです。

大工の男は、その夜、不思議な夢を見ます。

夢の中で、昼間に見たゴンズイの樹が現れてきたのです。

不思議なことに夢ではゴンズイは言葉をしゃべっているではないですか!?

男は驚きつつも、その声に耳を傾けます。

ゴンズイの樹:「昼間は散々、私のことを悪く言ってくれたじゃないか。だが、考えても見ろ。もし私が薪にするのに適していたり、船を造るのに優れた樹であったならとっくに切り倒されていた。私は樹齢千年にもなるが、これだけ長く生きながらえているのは、お前がいったその「使えない」という特質があったからなのだ。私の周りにあった樹は悉く切り倒されてしまった。どちらが幸福なことであろうか」

そこで男は目を覚まし、このゴンズイの樹について深く考えこんでしまいましたとさ(^_^)


実際の荘子に記述されているお話に対しては忠実ではありませんが(笑)、ざっくりとした話に纏めています。

さて、このお話が示唆することは、「無用の用」という発想についてです。

私達は普段、物事を判じる際に、これは無用であるとか、これは貴重であるとか、考えてしまいます。

しかし、一見、無用と思えていることにも大切な効用があり、それなくしては得られないものもあったりするわけです。

お話の中では、ゴンズイの樹の生命を守っていたものが、大工の男から観た欠点であるというところがポイントになっているわけです。

無用と思えるものの中にも本当は大切な働きをしているものがある。

そこにちゃんと目を向けないと大切なものを失ってしまうかもしれませんよ!というのが荘子でのこの物語の主張なのかも知れません。


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テーマ : スピリチュアル
ジャンル : 心と身体

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