地上に天国をというけれど

よく宗教上のイデオロギーにて地上に天国を作ろうといったニュアンスのスローガンを耳にすることがあります。

理想の世の中を現実に築いてゆこうというわけです。

宗教によってその天国的な世界観に違いはありますが、少なくとも現実を超越したアチラ側の世界を現世に顕現させようというわけです。

スピリチュアル的な視点でいえば、上部霊界をヒナ型として顕現化されることで現世にて実現するといったところでしょうか。

確かに考え方自体は素晴らしいと思うのですが、得てしてこのこと実現する手立ての部分に問題があるケースがあるようにも思えます。

問題とは何かといえば、顕現化におけるもっとも基本的な制約事項を理解していないという点です。

例えば、ある宗教上のイデオロギーにそって教義を守り、その霊的なあるいは現世における実践を積み重ねれば地上に天国が訪れると説いているのが概ねの趣旨であることが多いようなのですが、実際はそう単純ではありません。

なぜならば、霊界の様相が顕現化される際には必ず媒体となるものを通して行われることになるからです。

媒体は色々とありますが、その中で大きく影響を及ぼす媒体は人間自身です。

私達人間が現世で行う活動を通して、霊界のありようは顕現化へと向かうことになります。

霊界が現世のヒナ型ならばなぜ、現世と霊界との間に齟齬が生まれてしまうのでしょうか。

この答えは人間の中にあります。

素晴らしい上部霊界が存在するならば、もっと現世は素晴らしい状態になっていてもおかしくないはずですよね。

でも、そうなっていない。

一部はそうなっていてもそうならない部分も多いわけです。

これは、いくら上部霊界の素晴らしい影響を人間を通して顕現させようという働きがあったとしても、その人間自身のレベル、霊覚、霊格を越えて、あるいは社会的な実力、備わった能力、見識を越えては顕現させられないというボトルネックが存在するところに原因があります。

例えば、東大を主席で卒業した大変賢い家庭教師が目いっぱいの情熱を注いで指導したとしても、実際に教わる生徒の実力を越えて影響を与えることはできないということにも似ています。

東大出の家庭教師が難しい問題集を解けるということと、その教え子に問題集を解かせることができるかどうかということは、意味が異なるのと一緒です。

霊界にどれだけ素晴らしい霊人がいようとも、どれだけ素晴らしい上部霊界が存在し、そこと感応できたとしても、現世への顕現化はその媒体となる人間の能力をバーターとしてしか現れないという霊界と現世との間の法則があるのです。

だから、どんなに素晴らしいイデオロギーを奉じても、私達は現実にそれを適応させるための実力、能力を同時に磨かなければ、地上に天国を顕現させるというスローガンを奉じてみても実現は難しいわけです。

私はこのブログの中で常に心掛けなければと思っていることがあります。

それは、霊界思考からなる霊的なお話を10するならば、現実思考における社会的、現実的な心構えを10お話する必要があるということです。

だから、少し、霊的で不思議に感じるお話があったり、ちょっと固いけれど現実的、社会的なお話をすることもあります。

このバランス感覚を持つことが顕幽神一体となったスピリチュアルな道を歩む不可欠な要素となることを覚えておいて頂ければ幸いです。



◎クリックご協力ください!
スポンサーサイト

テーマ : スピリチュアル
ジャンル : 心と身体

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

天心

Author:天心
こんにちは!天心と申します。
守護霊アドバイス等の取次鑑定を行っています。
ブログ記事では、守護霊やスピリチュアル世界に関するお話を掲載してゆきます。

ツイッター
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
閲覧者数
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Happy Search★ ~占いと癒しの検索ポータルサイト~
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR