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何事もエッセンスが大事です

私は中学生位の時から様々な本を拝読させて頂いて生きてきました。

スピリチュアルな分野に限らず、文学や心理学、哲学、思想、時には科学的なもの、コンピュータの知識を知るためのIT関連の本、ビジネス分野、色々ありました。

とりわけ、影響を受けたのは古典と呼ばれる昔からの思想、哲学です。

中学生の頃に老子を読み、荘子のあのひょうひょうとした人生観に魅せられ、同時に人や社会規範である聖人への道を説いた孔子の教えを、弟子と孔子のやり取りで纏めた論語などからも大変学ばせて頂きました。

また、惻隠の情という言葉でも有名な孟子も孔子に思いを寄せて儒教の学びを行った人です。

孟子の書も本当に面白いです。

老子というのは天地自然の万象の動きを道(タオ)の働きと名付けて、その雄大な働きに逆らわず、人間の小さな知恵を振りかざさなければ、全ては完全なる道にいきつくはずだと考えていたようです。

老子道徳経を見る限りでも、ロジカルに物事が語られているというよりも、どこかポエムのような、心情を語る形で道について綴られているのです。

老子のポイントは人為を捨てて大道(おおいなるみち)に生きようよという主張であったのかと思います。

この点が荘子の説いている無為自然の教えにも共通するため、老子と荘子を併せて老荘思想と呼ばれたりしています。

荘子は、巧みな例え話を持って、無為自然の道を説いています。

例えば、荘子のところにある時、時の権力者である君主から宮仕えをするようにとのオファーがきたことがあります。

その当時、荘子は在野でもありましたので、形からすればとてもありがたいオファーであったことと思います。

丁度、失業中で先行き不安なところに大会社の社長からヘッドハンティングを受けたかのような僥倖であります。

しかし、荘子はこれを蹴ってしまいます。

その時に断る理由として提示した例え話があります。

それは、1000年生きながらえる亀を例にとったお話でありました。

1000年も生きる亀は当時、大層、霊妙な存在として貴重なものとして扱われていました。

神亀(じんき)と呼ばれて、朝廷内でも飼育されて、大切に大切に扱われたのです。

自然界の亀は大抵は泥の中で汚れながら生きていましたが、神亀は宮廷内の箱庭で時には装飾品を身につけさせられてまるで王族であるかのように大切にされていたのです。

しかし、その神亀は一体何のために飼われているのでしょうか。

実は、何か重大な決断が迫られる時には亀卜(きぼく)と言って、亀の甲羅を焼いて吉凶を占って決めるのが習わしです。

その占いをするために神亀は必要なのですね。

だから、その時までは大切に大切に扱われるわけです。

でも、結果的には亀卜の時には神亀は殺されてしまいます。

どんなに重宝されて大事にされても、結果的には殺されて悲惨な結末を迎える。

このことを例えにして、荘子は、このように言います。

自分が宮仕えをしたならば、確かに今よりは(いわゆる社会常識的に見た場合)豊かな生活になるかも知れない。

でも、最期はどうせ自由を失い、自分の本意に逆らい、道をも失ってしまうことになる。

私は、そんな一時的な豊かさのために道を失いたくはない、という理屈からオファーを断ってしまうのです。

荘子は、自由な本性を余すことなく発揮して生きる道に価値を置いていたようです。

私達も常識から全てを考えて、価値観を築いてしまうところがあります。

大会社に入社できれば、確かにお給料は沢山もらえるかもしれないし、世間的な風評も悪くはないでしょう。

しかし、同時に会社内の規律や社風、方針などに自分の本性と相いれないものがあったとしても、それは封殺されてしまう可能性は高いといえるのではないでしょうか。

そうとわかっていても、私達は荘子のように自分の本性と道を優先できるような選択なり決断ができるでしょうか。

なかなか難しい部分もあるかと思います。

さて、少しお話が長くなったので、このあたりで締めて、次回に続きたいと思います。


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テーマ : スピリチュアル
ジャンル : 心と身体

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こんにちは!天心と申します。
守護霊アドバイス等の取次鑑定を行っています。
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