戦争がなくならない理由

ある方からご質問のメールを頂きました。

本来、質問受付している時にだけ質疑応答をブログ記事にて回答しているのですが、ご質問の内容が普遍的な事柄でもあり、他の皆様にとっても知っておいて欲しいことでもあるので、急遽、ブログ記事にすることに致しました。


【質問】


率直にお聞きます。天心さんは、なぜ世の中から戦争が無くならないと思いますか?

私は、国際関係に少し興味があって、国際ニュースや、情報をよく見るのですが、

ある国では、「自爆死で何人が死亡」またある国では「米兵が市民に発砲」など、

殺し合ったり巻き込まれたり、心が痛くなるニュースが多いです。(日本の事件や事故でもそうですが)

人は、死ぬために生まれてくるのではないはずです。

なぜ仲良く暮らせないのでしょうか?


【回答】


おっしゃる通り、世界平和という言葉が叫ばれる中、一向に世界では戦争がなくなりませんよね。

日本は比較的、戦争という意味では平和な状態にありますが、北朝鮮などの国がミサイルを発射してきたり、尖閣諸島などでは、戦争までいきませんが、中国による領海侵犯行為などが横行し、一触即発といった事態もあったりしてますね。

中東付近では、イスラエルやパレスチナなどでも争いが絶えません。

アメリカが介入することで解決するどころか益々、戦火が広がっているようにも見えますよね。

こんな状況を観ていると人間は何で骨肉の争いをやめられないのだろう?と疑問に思うのも無理はありません。

戦争や争いには複雑な事情や原因が絡んでいる場合が多いものです。

例えば、宗教上の理由です。

いわゆる歴史のある伝統的な宗教をひもとくと、多くの思想や教義があるわけですが、その内容は人間が幸せになるための教えであることが多いように思えます。

キリスト教におけるイエスが説いた愛の教えは、隣人を愛せというものでありますし、イスラム教のムハンマドが受けた啓示であるコーランも、本来は唯一神であるアラーは人間を救ってくれる存在であることを説いているはずです。

ユダヤ教も教義の違いはあっても人類の救済というテーマは内在しているはずです。

仏教も元々は苦しむ衆生を苦しみの世界から解き放つためにお釈迦様が慈悲の心で仏法を説いたところから始まっています。

どんな宗教でも、本来は皆、人間にとって平和で幸せな道を説いているものでもあります。

でも、なぜか、そんな愛や慈悲に満ちた教えを奉じている宗教を持つ民族や国家が殺し合いをしているという現状には、大きな疑問が残りますよね。

実は、争いが収まらない理由はいたって単純なところにあるように思います。

それは、「裁きの心」にあります。

隣人愛を説くキリスト教であっても、あくまでキリスト教は正しいけれど、他宗教は間違っているという意識がどこかにあったりするものです。

イエスを信じる者は救われるけれど、そうでないものは間違っているという「裁きの心」がキリスト教にもあるのです。

イスラム教もコーランにしがたい、アラーを唯一神として奉じるならば、その人間を救うけれど、それ以外は認めていません。

仏教も仏法以外の教えを「外道」といって退けています。

それぞれの宗教の立場もあり、自分の信じる宗教が一番正しいという信念がその他の教えを認めないという方向に向かわせてしまっているわけです。

これを私は「裁きの心」と呼んでいます。

人間はそれぞれに信念を持っています。

また、好きなもの嫌いなもの、習慣、文化も違います。

皆それぞれに自分を育んでくれた民族的な習慣や文化、そしてその精神的な支柱となってくれている宗教や思想というものが一番正しいものだと信じたがるものです。

もちろん、誰だって自分を育んでくれたもの、自分が好きなものはプライオリティが高くなるのは当然なのです。

だから、キリスト教を信じる人が、「キリスト教が一番良い」と考えるのは感情としては当然だといえます。

その感情自体は問題ではないのです。

イスラム教、ユダヤ教、仏教、いかなる宗教であってもこの傾向は同じであり、その感情自体は問題にはなりません。

問題は、「自分の信じるものは最高だが、他は誤りで認めない」という発想にあるのです。

自分の信念から他のものを裁き、悪のレッテルを張ることで自分の信念の正しさを証明しようする。

そのような状態が続けば、世の中から永遠に戦争はなくならないことでしょう。

なぜならば、自分とは異なる価値観や信念を持つ人は必ずこの世界には存在しているわけです。

自分の信念とは異なるものを排除しようと躍起になればなるほど、益々争いはひどくなるばかりなのです。

では、どうすれば戦争をなくすことができるのでしょうか。

それは、「裁きの心」を捨ててゆくしかないのです。

「自分の信じるものは正しい。それ以外は悪だから排除」という発想を止めて「自分はこれを信じている。しかし、他の価値観、信じるものがあっても良い」という発想に転換されていくことでしか、戦争をなくしていくことはできないでしょう。

人は皆、異なる個性を持っています。

それは国家や民族でも同じです。

良く耳にする言葉に「全ては一つだ」という言葉があります。

この言葉は一見、良い響きを持っていますが、一歩間違えると「正しいことは一つだ」という信念となり争いの原因になっていくことになります。

だから、私は、あまりワンワールド的な言葉は好きにはなれないのです。
(あくまで個人的な感想です)

皆、違いがあり個性があり、世界も複雑です。

真理だって唯一無二の方程式があるわけではありません。

だから、ぐちゃぐちゃしたり、色々と様々な価値観があって良いのです。

大切なことはお互いの個性や良さを尊重し、自分の中の嗜好や文化、習慣は大切にしていくべきだし、他の価値観とも調和していくことが一番大事なのです。

私達が世界にある素晴らしい個性をお互いに認めるという発想を持てた時、「裁きの心」は消え失せ、本当の意味での平和が訪れるのではないでしょうか。

実際のところ戦争は、裏の事情として経済的理由や事情も絡んでいる場合もあるので、単なる「裁きの心」だけが問題ではない部分も多々ありますが、今回は戦争がおわらない一つの視点として、「裁きの心」を上げてみました。

戦争問題を考える際の何かの参考になれば幸いです。


天心 拝


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