FC2ブログ

【第三章】宗教とスピリチュアル

【第二章】宗教とスピリチュアルからの続きになります。

前回は宗教というものの定義についてお話してみました。

宗教というものは、スピリチュアリティのみならず、社会的な枠組みを作り出す規範となっているということをお話させていただくと同時にスピリチュアルとの違いも明確に致しました。

スピリチュアルとは宗教の中核部分ではあるけれど、そこから制度的なものや現実社会の枠組みなどを取り去った根本部分であるという見方もできるかと思います。

このようなことを踏まえつつ宗教とスピリチュアルを比較したりして考えていくと、宗教において欠点ともいえる部分が浮き彫りになってくるかと思います。

それは、「主客の転倒」「時代の変遷への対応が難しくなる」という点です。

まず、「主客の転倒」についてお話していくことにしましょう。

元々は宗教はスピリチュアリティを主として、そこに基づく社会的規範や体制などを定義して作り上げてきました。

ちょっと下世話な物言いになりますが、宗教的権威を傘にして社会を作ってきたという経緯もあるということです。

そして、権威が具体的な社会的な体制に対する権力を生み出すと今度は、スピリチュアリティから心が離れて、権力志向になったり、現実世界の欲望に心を奪われるようになる人が出てきたわけです。

こういった経緯があり、宗教と社会的な枠組みとがくっつくと宗教が堕落するという論理が生まれてきた背景があります。

スピリチュアリティという「主」と現実的社会的枠組みという「客」がいつしか逆転してしまったということです。

本来はスピリチュアリティがしっかりとしていたら、そのようなことにはならないようにも思いますが、実際には、現実的な社会的枠組みから発生する権力や欲望を満たすパワーというものは、人を強力に惑わす力を発揮するようです。

このことから何が起こったかは、最初の序章でも少し触れたように陰惨な宗教の歴史へとつながっていきます。

また、もう一つの問題として「時代の変遷への対応が難しくなる」という点もあります。

ご存知のことと思いますが、宗教には、主に三つの要素から成り立っています。

大きな視点で見た場合は前回にもお話したように、スピリチュアリティ+スピリチュアルの体系化・形式的儀礼+スピリチュアルに基づく社会的枠組みの定義となるわけですが、もう少し小さい視点で見てみましょう。

それは、宗教が成り立つためには、宗祖となる存在がいて、その宗祖が説いた内容が教義という形で体系化されて、それを支持する人(いわゆる信者)がいることが必要要件になるわけです。

いかなる宗教もこの三点の要素が存在していることが多いのかな?と思います。。

ちょっと歯切れが悪い言い方になったのは、日本における神道やインドのウパニシャッドなどに含まれる古代宗教においては、宗祖と言い切れる方がいない場合もあります。

ユダヤ教にしてもモーゼやアブラハムなどいろんな聖人は登場しますし、宗祖的な役割を担う存在はいますが、一人の宗祖をあげることは難しいところです。

ただ、宗教の構造をわかりやすくするためには、上記の三点で説明するのがやはり一番良いのではないかと考えます。

さて、話が横道に逸れたので元に戻します。

宗教を宗祖、教義、信者という三要素で分けて考えるとして、まず、スピリチュアリティを継承した宗祖が教えを説くわけですが、これは特に問題はないと思います。

問題はそれが教義化されて、それを原理主義的に受け入れてしまうケースです。

特に宗祖が存命中はまだ、時代の流れを読みながらもっとも現状にあった適切な教えを説くことができるので良いとしても、宗祖が亡くなり、教義だけが残った場合に問題が発生するのです。

それは、時代の状況が変わっても教義の内容は変わらないからです。

例えば、今の時代にムハンマドやイエス、モーゼ、あるいは釈尊や孔子が生きていたとして、同じような内容ややり方で教えを説いたでしょうか。

おそらく、主なるスピリチュアリティは変わらなくても、その教えの内容は自在性をもって変遷させていくと思います。

しかしながら、今はこの地上には存在しない方々です。

地上に残った教えというものは今も変わらず昔のままなのです。

これが「時代の変遷への対応が難しくなる」という宗教の持つ問題点なのです。

この点をふまえた上で次回は、「では、今後、私達は宗教というものをどう捉えて、如何なる道を進むべきなのか」について考察してみたいと思います。


◎クリックご協力ください!


スポンサーサイト



テーマ : スピリチュアル
ジャンル : 心と身体

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

天心

Author:天心
こんにちは!天心と申します。
守護霊アドバイス等の取次鑑定を行っています。
ブログ記事では、守護霊やスピリチュアル世界に関するお話を掲載してゆきます。

ツイッター
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
閲覧者数
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Happy Search★ ~占いと癒しの検索ポータルサイト~
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR