天職の探し方(その2)

天職の探し方の続編になります。

前回のお話では、まず「仕事とは何か」という点についてお話させて頂きました。

天職を探すにあたり、まず、仕事とはいかなるものなのかを知っておかなければ、到底、それを見つけることができないからです。

詳しくは上記リンクより過去記事を読んで頂くとして、ここではかいつまんで復習してみたいと思います。

仕事の本質とは賃金を得ることでもなければ、自分のやりがいを追求するものでもないという趣旨のお話をさせて頂きました。

もちろん、賃金を得ることや、やりがいを仕事に求めること自体を否定したいわけではありません。

それはそれで必要なことではあるかと思います。

しかしながら、少なくとも本来の仕事というものが生まれてきた背景としては、誰かの何かの役にたとうという精神が先にあったはずだと思うわけです。

なので、誰かの何かの役に立ちたいという精神を失って、単に賃金や働く環境の条件だとか、自己の満足を第一に据えてしまうと本来の趣旨からズレてしまいますよということです。

本来の趣旨から外れてしまえば、当然、天職なんて見つかるはずはありません。

なぜならば、天職との出会いは、自分が魂の奥底から人の役にたち誰かを幸せにしたいと願うところから始まるからです。

もう少し言えば、私達の天命の中に含まれる人に対する愛、愛を起点にした使命が職業と結びつく時、始めて天職と言えるわけです。

仕事の本質から遠のけば、絶対に天職にはたどり着けないものでもあるのです。

では、仕事の本質を踏まえた後に天職を探すための具体的な方法とはいかなるものがあるのでしょうか。

その点について今回はお話してみたいと思います。


◇◇ あなたは誰を幸せにしたいのか ◇◇

仕事の本質については理解して頂けたかと思いますが、具体的に天職を探そうとする時に間違えてしまうことがあります。

「仕事は誰かの役に立つためなんだな。よし!日本国民、ひいては世界人類のために働こう!」

こんな風に考えてしまう方が時折、いらっしゃいます。

「日本国民や世界人類のために働くことの何が問題なんだ?」

もしかしたら、こう思われる方もいるかも知れません。

確かに日本国民のために働こうという気持ち、世界人類のために働こうという大きな志は立派です。

しかし、ここで問いたいのは、日本国民って誰ですか?世界人類ってどこの誰を言っているのですか?ということなのです。

もちろん、日本国民のため、世界人類のためという表現から、言いたいことやニュアンスは伝わってきます。

他人のために愛を持って働こうという意志は十分感じます。

しかしながら、この現世には日本国民という人間はいませんし、世界人類というお名前の方も多分、いらっしゃいません。

日本という国に暮らし、それぞれの状況や環境の中、悩んだり、苦しんだり、興味を持ったり、楽しんだり、時々、感動したり、課題を抱えて奮闘したりする一人ひとり異なる人達がいます。

皆、それぞれに個性があり、血が通う、様々な想いを抱く人間なのです。

日本国民という概念でくくりきれない一人ひとりの大切な人生や生活があります。

もちろん、日本のみならず世界においても同じです。

私達が向き合って行かなければならないのは、日本国民でもなければ、世界人類でもありません。

悲しんだり、苦しんだり、嫉妬したり、不安に思ったり、時々、頑張りながらも、疲れて誰かの手助けをほしがったりしている一人ひとりの人間なのです。

仕事というものは、決して、概念的なものを対象としているわけではないのです。

ですから、「顧客のために一生懸命働きます」なんていうのも実は間違いなのです。

なぜならば、顧客なんていう人は、この世にいないからです。

誰かの何かの役に立つためには、「誰」の役にたちたいのかを真剣に考える必要があるということです。

ここで、故・松下幸之助氏についてのお話をしてみたいと思います。

松下幸之助といえば経営の神様として経営者の間では崇敬されている存在でもあります。

松下幸之助氏が設立した松下電器という会社は日本では一流企業の一社として知られていますよね。

しかしながら、松下幸之助氏ははじめから大企業を立ち上げたわけではありません。

氏が事業を始めたきっかけは、戦後の貧しい中で、世の中の家庭にもっと電荷製品があれば多くの人が幸せになれるのではないかと考えたのがきっかけだと言われています。

ここだけ見ると先ほど例として挙げた「日本国民のために~云々」の話と同じように聞こえるかも知れません。

しかし、実際、松下幸之助氏は、最初から世の中の人とか家庭に~というスローガンを思いついたわけではありません。

元々の発端は、自分の奥さんが裁縫を手縫いで行っていて難儀しているのを観たのがキッカケだと言われています。

愛する奥さんが時間をかけて、苦労しながら裁縫をしている姿を見て、ミシンがあれば、こんな苦労をさせずに済むのにな。でもミシンは高いしな。という想いを持ったことがキッカケだったわけです。

自分の奥さんを楽させてあげたい、そのためにはもっと安く手軽に電荷製品を手に入れられるようになればいい。

ここから松下電器が始まったわけです。

何か突然、立志伝中の人のように「日本を救ってやるぞ!」みたいなことを言って、錦の御旗を掲げて、始めたわけではないのです。

だからこそ、本当に真剣に考える必要があると思います。

私達は誰を幸せにしたいのか。

そのためには、どんな人がどんな苦労をしているのか、何を求めているのか、どんな想いを持って生きているのかを真剣に知る努力が必要だということです。

何となく大きな志をスローガン的に掲げて、自分の天職とは何なんだ!と息巻いて見ても、余計にわからなくなってしまうのが落ちなのです。

だから、まずは、自分が幸せにしたい人は誰なんだということを考えてみることが大切なポイントなのかと思います。


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今日の記事には、はっとさせられました。

先月から、天命と仕事をいかに結びつけていくかを考えていました。
先生が天職についての記事を書かれた時、「私の悩んでいることがわかるなんて、先生はすごいな」と思っていましたが、今日の記事は自分にとって大きなヒントになりました。
ありがとうございます。

いつも楽しくブログを読んでいます。
毎日音源を聞いたり、ブログを読むことで、スピリチュアルな視点に立ち返ることができます。
明日も楽しみにしています!

和元
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天心

Author:天心
こんにちは!天心と申します。
守護霊アドバイス等の取次鑑定を行っています。
ブログ記事では、守護霊やスピリチュアル世界に関するお話を掲載してゆきます。

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