臨死体験と霊界(その2)

臨死体験と霊界の続きになります。

前回は臨死体験というものが如何なるものかということについてお話させて頂きました。

一般に臨死体験にまつわるイメージや幻覚体験との違いなどについて述べてきました。

臨死体験には、様々な体験が付随しますが、その体験と霊界との関わり、なぜ、そのようなことが起こるのかについてスピリチュアル視点からお話してみたいと思います。


◇◇ 臨死体験と霊界 ◇◇

人は死に臨むときに様々な不可思議な体験をすることは前回述べた通りですが、何故このようなことが起こるのでしょうか。

臨死と言っても死んだわけではありません。

死に限りなく近づいているのですが、完全なる死を迎えてはいません。

このことから旧来の死後の世界という観点でみれば、死んでいる状態における体験ではないために臨死体験はあくまで幻覚の一種に過ぎないと結論づけられてしまいそうです。

しかしながら、前回のお話でもしたように臨死体験と幻覚体験は、明確な違いがあります。

詳しくは前回記事を読んで頂くとして、臨死体験の起こるメカニズムについて考えてみましょう。

まず、ここで大事なポイントとなるのは、霊界はいわゆる死後の世界とは異なるということを理解しておくことです。

この点については、当該ブログの過去記事でも色々とお話してきたので、読んで頂ければ納得いただけると思います。

初めて読む方のために少しだけ解説しておくと、霊界は亡くなった後に行く世界というよりも、こうして生きている間もずっと私達は霊界に暮らしているものであり、霊界と現世とはある意味で表裏一体のような部分があるということです。

正確にいうとまた少し違うのですが、分かりやすく理解するために現世が表面的な外面的世界だとすると霊界は裏側の内面的な世界であるといえます。

内外ともに同時に併行しながら私達は生きています。

現世に生きながらも裏側では霊界で生きているといえるのです。

私達が「死」と表現しているのは、外側の世界の区切りであり、内側の世界では終わりはありません。

外部的世界が終ると内部的世界のみの存在となります。

これをスピリチュアルにおいては霊、あるいは霊界に旅立った状態と定義しているわけです。

実際のところは、もっと複雑な事情が絡みますが、あえて単純化すると以上のようになります。

さて、では、臨死体験について以上を踏まえて考察してみましょう。

まず、私達が現世で生きる上で霊界と現世とをどうやって隔てているのかについて考えてみる必要があります。

先ほども言いましたように私達は現世という外部的世界と霊界という内部的世界を同時に生きています。

しかし、私達にとって通常、世界とは一つなのです。

ですから、現世と霊界を同時に生きているなどと言われても「そんなバカな!?」という反応が返ってくるに違いないのです。

そして、概ね私達、現世に生きる人間は現世という世界がすべてであり、認識している世界とは現世という物理世界のことだけなのです。

同時に霊界に生きていようと、私達が通常で感じている世界は現世のみということです。

なぜ、このようなことになっているのかと言えば、私達は現世と霊界がごちゃまぜになると現世で生きていくのが難しくなってしまうからです。

本来、私達の生きている現世には「霊」は存在しないことになっています。

多くの人は「霊」を感じることも見ることも、触ることも出来ません。

霊が何かを語りかけてきてもその声を耳にすることはありません。

だから、いないのと一緒なのですね。

そして、現世でのルールとしては「霊」は存在しないという方向で運営されているのです。

例えば、病院に行って「霊が私に干渉してくるんです」と言いますと、医者は「情緒不安定なのですね。お薬を出しておきましょう」と処方箋を出されておしまいです。

裁判においても「霊」なんて言おうものならば精神鑑定の必要があるとされて、取り合ってもらえないことでしょう。

このように現世においては、「霊」という尺度で物事が図られることは少ないといえます。

少なくとも大筋のルールの中で認められることはないということです。

このことを鑑みれば、なぜ、私達が現世に生きる上で物理世界と霊界とが隔絶されているかがわかると思います。

霊界が見えてしまうということは、近代社会に生きる私達においてはマイナスに働くため、私達は徐々に霊性を封じて、現世と霊界との間に壁を作ったのですね。

もちろん、壁と言っても、物理的な意味でのものではなく、意識上の壁です。

この壁が存在するおかげで、私達は通常は現世と霊界との混同をすることなく、ある意味で安定的に生活することが出来ています。

但し、この意識上の壁は個人差があり、壁が薄い人は、時々、霊界が透けて見えることがあるのです。

このような体質の方を霊媒体質、霊感体質という言葉で表されることがあります。

また、意識上の壁である以上、それは意識改革によって超えることもできます。

霊的能力を開花させるためにこれらの意識上の壁を超えるための技術などを使う人もいるわけです。

いずれにせよ、良くも悪くも意識の壁が現世と霊界を隔てているということは間違いないと思います。

さて、臨死体験に話を戻しますと、意識上の壁が壊れる瞬間というのは、いくつかありまして、その中でも単純なのは、死んでしまうパターン、あるいは死に近づくくらい肉体が弱まっているパターンです。

意識上の壁は現世と霊界とを隔絶させるためにあるわけなので、一方が崩れると存在意義をなくし消滅するのです。

すなわち肉体が滅びると現世上の意識が崩れて、霊界上の意識が際立つので意識の壁が消滅します。

肉体が死に近づき、限りなく現世上の意識が崩れ始めて、バランスが取れなくなり、霊界上の意識が際立つと意識上の壁は薄くなってくるのです。

つまり臨死体験とは、意識上の壁が極度に薄くなり、普段は見えないはずの霊界が見えてしまう状況にある体験であるといえるでしょう。

かなり簡略化した説明になってしまいましたが、臨死体験とは何かということについて考える参考になればと思います。


◎クリックご協力ください!
スポンサーサイト

テーマ : スピリチュアル
ジャンル : 心と身体

コメントの投稿

非公開コメント

No title

大変わかりやすい解説どうもありがとうございました。すごくスッキリしました。最近、臨死体験系の書籍がたくさん出ておりますね。医療関係者の著書もいくつか見かけます。何か一つの流れを感じます。
プロフィール

天心

Author:天心
こんにちは!天心と申します。
守護霊アドバイス等の取次鑑定を行っています。
ブログ記事では、守護霊やスピリチュアル世界に関するお話を掲載してゆきます。

ツイッター
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
閲覧者数
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Happy Search★ ~占いと癒しの検索ポータルサイト~
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR